楽天・三木谷浩史会長、安楽智大のパワハラ問題を謝罪 自由契約には自身の判断も
東北楽天ゴールデンイーグルス・安楽智大のパワハラ問題について、楽天グループの三木谷浩史会長が自ら謝罪と経緯説明を行った。
■自由契約に自身の判断も
安楽選手はパワハラ報道により球団が調査に乗り出したところ、下半身を露出させる、暴言や暴行を浴びせる、罰金名目で金銭を徴収するといった行為で、10人が被害を訴えていることが発覚。
森井誠之球団社長らは先月30日に記者会見を開き、12月1日付で契約保留者名簿から外して自由契約にすることを発表した。
三木谷氏はこれに関して、「安楽選手の一件に関しては、森井社長から事態の報告を受け、しっかりと全スタッフ、全選手にヒアリングをするように依頼をし、その結果保留者名簿には入れない決断をさせて頂きました」と投稿。調査の徹底を自ら呼びかけたことや、自由契約に自身の判断も加わっていたことを明らかにした。
■ファンや被害者に謝罪して再発防止を明言
ポスト内ではさらに、「ロッカールームや選手間でのやり取り等に関して、球団として油断があり、被害にあった関係者、選手、ファンの皆様にお詫び申し上げます」と被害者やファンに対して謝罪。
「今後は、このような事態を招かないよう、仕組み作りとハラスメントに対する教育を強化するとともに、よりオープンなコミュニケーションができる雰囲気作りに取り組みたいと思います」と続け、再発防止とチーム内の風通しを良くすることを掲げた。
■誠意ある対応と評価の一方…
オーナー自らの謝罪と説明に、ファンからは「グループのトップの三木谷さんが、この件で発信していただいたことは良かったと思います」「問題が起きたことは残念でしたが、発覚後のどの対応も適切だったと思います」「組織のトップの誠意ある謝罪には信頼感と安心感を覚えます」など、対応を評価する声が寄せられている。
しかし一方では、「被害届を警察に出して責任をとらせてください。それをうやむやにしないようお願いします」「森井社長に押し付けてる」「オーナーも出てきてください」など、厳しい意見も寄せられていた。