全国で警報レベルが続くインフルエンザ 予防接種済み・予定の割合を調べたら…
今年は異例の夏ごろから感染拡大が続くインフルエンザ。ワクチン接種の予定を聞いてみると…。
■ほぼ全国で警報レベルに
国立感染症研究所の発表によると、11月22日現在、青森・群馬・富山・石川・滋賀を除く全ての都道府県が「警報レベル」に。それ以外の5県も注意報レベルと、全国的に厳しい状況だ。
新型コロナではまだ無料でワクチン接種ができるが、インフルエンザの場合は自費接種。新型コロナより歴史が古く、以前から身近なワクチンとはいえ、どれくらいの人が接種しているのだろうか。
■予防接種派は3割
Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「インフルエンザ予防接種」について調査したところ、「すでに接種済み」と答えた人は16.4%。
「接種予定」が16.0%で、接種する人は3割強であることがわかった。コロナ以上の感染拡大が続く状況ではあるが、67.6%は接種しないという。
■60代は5割弱も
新型コロナ同様、インフルエンザも高齢者は重症化リスクが高くなると言われるが、ワクチン接種にも世代差があるのだろうか。
今回の調査を世代別に検証してみると、すでに接種済みの割合が最も高かったのは60代で28.8%。60代はほぼ半数が接種済みか接種予定のようだ。
一方で、50代は10〜20代より少なく、接種済みは9.8%。接種予定も16.5%にとどまっている。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)