楽天、安楽智大のパワハラ騒動謝罪 憶測による誹謗中傷「お控えいただくよう…」
安楽智大のパワハラ騒動。楽天は、選手が相談できる環境を十分につくれなかったことを反省し、今後は再発防止策を実施していくとした。
■ほぼ事実と判明
チームメイトへのハラスメント疑惑が浮上し、契約更改の予定が延期になっていた安楽選手。
きょう30日、森井誠之球団社長は、パワハラがほぼ事実と判明したことを明らかにした。球団によるアンケート調査の結果、被害を受けた選手は10人。約40人が実際に目撃したり、話を聞いていたことも伝えた。
この日はNPB(日本野球機構)に提出する保留選手名簿の期限だったが、安楽選手を名簿に記載せず、自由契約に。
■公式サイトで謝罪
球団は、公式サイトで「楽天イーグルスからファンの皆さまへ」と題してコメントを発表。
「この度はファンの皆さま、そして関係するすべての皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけする事態となり、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪する。
■相談窓口を設置
これまで、選手が相談できる環境を十分につくれなかったことを深く反省。今後、ハラスメントやそれに類する行為が起きないよう「相談窓口の設置をし、継続的な教育研修等、再発防止策を実施してまいります」とした。
最後は「なお、SNS等での憶測による誹謗中傷はお控えいただくよう改めてお願い申し上げます」と呼びかけている。
■高木豊氏は「論外だと思う」
今回の問題をめぐっては、野球界からも厳しい声が。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏は29日、自身の公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』で、「胸クソ悪い」「論外だと思うよ」「救う余地はない」などと痛烈に批判していた。
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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり)