堀江貴文氏、国会での“スマホ使用禁止”に苦言 「税金の無駄遣いでしかない」
堀江貴文氏が、国会でスマホ使用が注意されたことに反応。河野太郎デジタル大臣へのメッセージも送った。
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が28日、自身のYouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。国会でのスマホの使用制限について私見を述べた。
【動画】堀江氏がスマホ使用NGについて「税金の無駄遣い」と言及
■国会でスマホ使用が注意される
堀江氏が言及したのは、きのう27日に開かれた参議院予算委員会での出来事。
河野太郎デジタル大臣が質問を受けた際、胸ポケットからスマホを取り出して、「ちょっと確認します」と検索し始めた。しかし、その途中で委員長から注意され、検索を中断。スマホを胸ポケットにしまった。
参議院ではパソコンやタブレット端末の使用は許可されているものの、スマホの使用は禁止されている。
■苦言を呈する堀江氏
堀江氏は「問題があるのかと」「スマホの持ち込みも禁止するのか。スマホで業務に必要なことを検索するのを許さないのかって、もうアホみたいな話ですよね」と、スマホの使用禁止に苦言。
さらに、国会運営は「全然リモートでいいと思う」と言い、「もしどうしても出席しなければいけないって言うんだったらスマホぐらいイジらせろよ」「すごい優秀な人たちの時間を、スマホを使わせないことで無駄に奪ってるのは税金の無駄遣いでしかない」と主張した。
■河野大臣に呼びかけ
「誰かこの状況を変えてほしいと思いました」と、スマホ禁止ルールへの不満をあらわにする堀江氏は「国会議員全員でこんなバカみたいなルールやってられませんよ、っていうふうに言えばいいんですよ。そうするとルール変わるんで」と提案。
「ほんとにスマホを予算委員会のときに使えないってのはおかしな話でございます。デジタル大臣、河野さん、変えてください!」と、河野大臣に名指しで呼びかけた。
■スマホ解禁への懸念も
堀江氏の動画を見た視聴者からも、「時代遅れもいいところ」「国会で必要ならスマホを使っても良いんじゃないか?」とスマホ禁止ルールを疑問視する声が上がった。
「関係ないサイトとか見てたらダメだけど、きっと使えるようになるだろうな」と、スマホ解禁を予想する声が見られた一方で、「質疑対応していない議員がスマホで時間潰しする未来が見える」と不要な使い方をする議員が現れると考える視聴者もいた。