プロ野球2軍に2球団の新規参入が決定 期待度には男女差もくっきり
22日のオーナー会議で来季からの新規参入が認められた「ハヤテ223」と「アルビレックス」。期待度を調べてみたら…。
■新潟・静岡の2球団
今回、参入が認められたのは、静岡を本拠地とする「ハヤテ223(ふじさん)」と、新潟の「アルビレックス」。アルビレックスはこれまで独立リーグ・BCリーグに所属していたが、今回はBCリーグを脱退しての加盟となる。
アルビレックスは、Jリーグ所属のサッカークラブや女子サッカーなど幅広いスポーツチームを運営。ハヤテは球団代表兼CMに元横浜ベイスターズ監督の山下大輔氏を招聘したことでも話題となった。
アルビレックスはイースタン・リーグ、ハヤテはウエスタン・リーグへの加盟となる。参入障壁が高く、これまでずっと認められなかった新球団のプロ野球リーグ加盟。世間の期待度はどうなのだろうか。
■3割が「期待する」
Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「プロ野球2軍への新規参入」について調査したところ、「大いに期待」と回答した人は全体の5.6%。
「少し期待」が27.4%で、およそ3人に1人が期待していることがわかった。1軍ではなく2軍リーグであることや、まだキャンプや試合についての報道が始まっていないので、知らない人も少なくない可能性がある。
今回、最も多かった回答は「あまり期待しない」で39.8%だった。
■男性は4割以上が
スポーツにまつわるテーマとあって、今回の調査結果では男女差もかなり見られた。「大いに期待」は女性がわずか2.8%に対して男性では8.3%。男性では「少し期待」も合わせると期待派が4割を超えている。
まずは野球が好きな男性から、そこから女性ファンにも裾野を拡げることができれば、2球団が成功する可能性も高まっていくのではないだろうか。
Jリーグが全国に拡げ、根付かせてきた地域スポーツの波が、野球でも大きく花開くことに期待したい。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)