ビートたけし、高齢者犯罪の凶暴化を憂慮 「学生運動から悪いことをいっぱい…」
『TVタックル』でビートたけしが高齢者犯罪の凶暴化を憂慮。東国原英夫が「団塊の世代」に言及すると…。
■高齢者犯罪を特集
高齢者犯罪について特集したこの日の放送。番組によると高齢者犯罪の検挙人員は減っているものの、検挙全体における高齢者の割合は増加傾向にあるのだという。
VTRを見たたけしは「これだけ年寄りが増えてくると、年寄りの凶暴なやつがじゃんじゃん増えてくるね。命が惜しくないんだから」と語る。
東国原英夫も「3,600万人ですよ、65歳以上の方が。3,600万もいれば犯罪も増えますよ。それに高齢者は元気ですからね」と話した。
■団塊の世代が…
さらに東国原は「それでキレやすいじゃないですか。いろんな自治体や商売をされている方に聞くんですけど、1番扱いにくいのが団塊の世代らしいんですよ」と指摘。
阿川佐和子が「ああ、そうなんですか? なんで?」と不満そうに思えるトーンで質問すると「元気で、理屈が。競争を勝ち抜いてきた世代なので、少々のことではへこたれない」と東国原は語る。
話を聞いたたけしは「俺らの世代が1番悪いよな。学生運動から悪いことをいっぱいやって、ちゃんと生活しちゃっているもん」と納得した様子。阿川も「闘争になんの躊躇もないんだ」とつぶやいた。
■刑務所から出ると万引き?
番組終盤「知り合いに看守の人もいるんだけど、結局年寄りの人って、刑務所から出しても前に商店街があるんだって、刑務所の。そこで万引きをして『戻してくれ』と言ってくるんだって」とたけし。
続けて「だって働かなければいけないし。看守の人が車いすを押してくれるらしい。刑務所が『てめえ出すぞばかやろう』『ガタガタいうと出すぞここから』と言ったら、鉄格子のなかから『やだ、出ない』って」と笑う。
たけしの話を聞いていた北斗晶は「笑っていいのかわからないじゃないですか」と語っていた。
■4割が治安悪化を実感
日本は長らく治安が良い国といわれてきたが、昨今は高齢者に限らず凶悪事件が発生し、治安の悪化を懸念する声がある。
Sirabee編集部が3月3〜6日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「周囲の治安」について調査したところ、「以前より悪化している」と答えた人が42.3%と半数に迫る結果となった。
番組視聴者からは「キレる高齢者」について体験談や厳しい声が上がる一方で、「凶暴な高齢者はごくわずかでは?」などの意見も出ていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)