70代の施設入居者が60代男性を殺害 洗濯機の使用をめぐってトラブルか

誰もが安心して暮らせるはずの施設で、殺人事件が発生した。逮捕された男は71歳。歩行器を使い、入居者を痛めつけたと伝えられている。

中年・老人・孤独・杖

ランドリールームに入った71歳の男が、同じ施設で暮らす別の入居者に激高し、殺害した容疑で逮捕された。『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。


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■施設で殺人事件が発生

アメリカ・イリノイ州に、短期ケアや長期ケア、リハビリなどが必要な人たちが暮らす施設がある。ウィリアム・パスカル容疑者(71)も入居者としてそこで暮らしていたが、17日の晩に建物6階にあるランドリールームで、別の男性入居者(61)にいきなり襲いかかった。

頭を執拗に殴り、男性が使用していた歩行器で叩きつけるなどしていた容疑者に、施設の職員が気づいて介入を試みた。ただちに通報し、警察と救急隊が到着するまで可能な限りの処置を施したが、男性は助からなかったという。

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■洗濯機をめぐって争ったか

警察はパスカル容疑者の身柄を確保し、「被害者が洗濯機を使用していたことに腹を立て、襲いかかったもよう」と簡単な経緯を発表した。

しかし現場の状況や詳しい経緯、被害者の氏名などについては公表しておらず、施設側も事件について説明する機会をもうけていない。そこで複数メディアが施設に連絡しコメントを求めたが、やはり回答は得られなかった。

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■似たような事件が過去にも

今年はオーストラリアの老人ホームでも、女性入居者(89)が殺害される事件が発生している。認知症を患う入居者(86)がいきなり女性の部屋に入り、介護用歩行器で頭、腕、さらには胸部を殴りつけて致命傷を負わせたのだ。

入居からわずか8週。死亡した女性の家族は「もっと多くの職員がいて監視していれば、このようなことにはならなかったと思います」と話しつつ、ホームを責めるつもりはないとコメントした。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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