余命宣告受けた20代女性が「家族に言いたくない」 悲痛な思いに助言続々

ぎりぎりまで家族と楽しく暮らし、体調が悪化したらスイスに行って安楽死したい。余命を宣告された女性の投稿が、話題を集めた。

悩み・落ち込み・絶望

20代前半にして、余命宣告を受けた女性。「家族には伝えたくない」と考えていたが、たまたま秘密を知った妹に責められ悩むようになった。


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■余命宣告に衝撃

海外で暮らす女性(23)はインターンシップに参加し無事に就職したが、わずか3ヶ月で辞職した。体調が悪く病院に行ったところ重病であると判明し、「治療を受けても約1年しか持たない」と宣告されたからだ。

女性は両親の家に戻りそこで暮らすようになったものの、家族には病気や辞職の理由については伏せたままだ。「なぜ辞めたの」とたびたび聞かれても、「今は言いたくないの」と答えてきた。

いずれ体調は悪くなるだろうが、「そうなったらスイスに行って安楽死しよう」と女性は考えている。

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■事実を知った妹

女性が両親の家に身を寄せ2週間が過ぎたころ、担当医から電話がかかってきた。「誰も家にいない」と思い込みスピーカーモードで医師と話し込んだせいで、たまたま家にいた妹(17)に死が近いことを知られてしまった。

驚いた妹は質問を連発し、「秘密にするなんてひどい、お姉ちゃんは自己中心的」と責めた。そして「パパとママが帰ってきたらすぐに伝えて」「他の家族や友達にも本当のことを言うべきよ」と言われたという。

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■複雑に揺れる心

女性が「お願い、誰にも何も言わないで」と懇願したところ、妹は「分かった」と言ったが、納得している様子はない。

秘密を知られた日から、女性は罪悪感に苦しんでいる。「最期までハッピーでいたいだけ」「本当のことを知ったら家族は悲しむし、そうなったら病気でしんどい私が慰めなくてはならない」という思いや不安でいっぱいの女性が、ネット掲示板『Reddit』に投稿して助言を求めた。

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■「事実を伝えて」という声

投稿を読んだユーザーからは、「家族と同居しているのだから、いずればれる」「妹の心の負担が心配」というコメントが噴出した。

また「気持ちは理解できるけれど、事実を伝えたほうがいい」「家族にも心の準備をする時間が必要だと思う」といった意見も、多数寄せられている。

あるユーザーは「病気だった父が病名(がん)を伏せていたせいで、一緒にいてあげることができなかった」「そのせいで人を信用できなくなった」「今も父を愛しているけれど、怒りはまだ消えていない」と打ち明けている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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