堀江貴文氏、「ChatGPT」米オープンAIの“お家騒動”を考察 CEOアルトマン氏の退任・復帰を裏読み「解説力すごい」の声

堀江貴文氏が、「ChatGPT」を開発した米オープンAIのサム・アルトマン氏の解任劇と復帰をめぐる騒動について解説。その説明に「解説力すごい」との声も。

堀江貴文

実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が22日、公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。対話型人工知能(AI)の開発を手がけ、話題となった「ChatGPT」を開発した米・オープンAIの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のサム・アルトマン氏をめぐる騒動について解説した。

【動画】アルトマン氏をめぐる騒動を解説


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■解任から5日で復帰を発表

アルトマン氏は、今月17日に行われたオープンAIの取締役会で、コミュニケーション不全を理由に解任。20日には、アルトマン氏が、オープンAIに出資しているマイクロソフト社に入ることが発表された。

しかし、オープンAIの大半の社員がアルトマン氏の解任に反対し、退社も辞さない構えに。結局、アルトマン氏はわずか5日後に、オープンAIのCEOに復帰することが発表された。

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■解任劇の裏には

この“お家騒動”について、堀江氏は、解任劇を主導したのが、同社チーフ・サイエンティストのイリヤ・サツキヴァー氏だったことに触れ、汎用人工知能(AGI)の研究開発を積極的に進めたいアルトマン氏と、慎重な姿勢のサツキヴァー氏との考えの違いから溝があったことを説明。

サツキヴァー氏が賛成多数を得てアルトマン氏の解任に至ったものの、オープンAIの多数の研究者が、アルトマン氏に追従してマイクロソフトに移籍してしまいかねない事態になったことを指摘する。

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■「快進撃は当分まだ続く」

この動きについて、堀江氏は「研究者として、(AGIの研究や技術の向上の)実現に向かって最短距離で行きたいと思う人たちが多かった」と話す。

オープンAIは非営利法人だが、アルトマン氏や多数の研究者らがマイクロソフトに移籍すると、「(マイクロソフトは)もっとゴリゴリの営利企業なので(さらに研究が積極的に進められるため)サツキヴァーさんがクーデターした意味もなくなってしまう。結局、元サヤに戻ったほうが、サツキヴァー氏もこっちのほうがマシなんじゃないかと、アルトマン氏を多少はグリップできる(認識を合わせられる)、という話になったのだと」と解説。

アルトマン氏の復帰によって、「オープンAIの快進撃は当分まだ続くんじゃないかな」との見方を示していた。

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■「歴史の再現」「解説力すごい」

この騒動に、ユーザーからは「王位を追われた人物が隣国の協力を得て王位に返り咲く歴史の再現を見てるみたいだな。やっぱり歴史って繰り返すんだな」「追い出されエンドになってたら、第二のジョブズになったかな?」といった声が。

また、堀江氏の解説に「解説のタイミングさすがですね。サム・アルトマンが元に戻るまで読めてたんですか?」「ほんとにこの人の解説力すごい」と感心する人も見受けられた。

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■アルトマン氏をめぐる騒動を解説