2023年『おもちゃの殿堂』が選出 幅広い支持の『野球カード』『キャベツ畑人形』など

アメリカの『おもちゃの殿堂』が発表。『野球カード』など、幅広い層に長年支持されている玩具が選ばれた。

おもちゃ屋・トイショップ

アメリカ・ニューヨークの博物館が、今年の『おもちゃの殿堂』を発表。根強い人気を誇る定番の玩具や、忘れ去られた懐かしの玩具が殿堂入りした。『AP通信』や『UPI』などが報じている。

“【写真】殿堂入りした玩具”


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■4点の玩具が殿堂入り

ニューヨーク州ロチェスターにあり、殿堂入り玩具を表彰するストロング国立遊びの博物館によると、今年の『おもちゃの殿堂』には『野球カード』『キャベツ畑人形』『コーンポッパー』『ナーフ』の4点が選ばれた。

なかでもコーンポッパーは、殿堂25周年を記念した「忘れ去られたおもちゃ」から特別枠で選出されたという。

当館のチーフ・キュレーターであるクリストファー・ベンチさんは、殿堂入りのポイントについて「あらゆる年齢層の人たちの遊びを作り出すものであること」を挙げた。

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■選ばれた理由は?

それぞれが選ばれた理由は、次のとおりだ。『野球カード』は 何十年もの間、子供から大人まで収集を楽しむことができる。高価なレア・カードなどは大人の娯楽にもなっている点や、子供たちにとってもカード取引や学校での交換など、思い出深い商品である。

1979年に発売され、丸みを帯びたユニークな顔が特徴の『キャベツ畑人形』は、子供たちにかわいらしい遊び相手を提供した。人形には固有の名前が付けられ、養子縁組の書類が添えられるなど、ホリデーシーズンに欠かせない玩具だ。

フィッシャープライス社の『コーンポッパー』は、子供用の手押し車。子供の遊びの第一歩を後押しする商品として、手頃な価格と耐久性が評価されたという。

『ナーフ』は1960年代に室内で投げられるボールとして誕生し、今もシューティングトイの定番として、子供から大人まで幅広い層に愛されている。

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■専門家が選定

『おもちゃの殿堂』は、1998年に設立。長年継続して人気を博した玩具と開発者が表彰し、ストロング国立遊びの博物館には新しいバージョンと歴史的なバージョンの両方が所蔵される。

最終選考は毎年行われ、歴史家、教育者や他分野の専門家らの助言に基づいて、選定されているという。

他にも『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』『バトルシップ』、読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わる『アドベンチャー・ブック』、バービー人形のボーイフレンド『ケン』などが選ばれたが、今回は選外になったという。

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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド

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