ゴミ箱にハマったアライグマを消防隊が救出 「小さな盗賊が穴に…」と害獣扱い
ゴミ箱の穴から抜け出せなくなったアライグマの救出作戦が行われた。動物の保護団体も救助に参加している。
アメリカ・ミシガン州でアライグマがゴミ箱から抜け出せなくなり、消防隊が出動。極めて珍しい野生動物の救助作戦が行われた。『UPI』や『Clickon Detroit』などが伝えている。
■錆びた穴にはまったアライグマ
ミシガン州の南東部ウォシュテノー郡アナーバーの消防隊が、ゴミ箱の錆びた穴から抜け出せなくなったアライグマを救出するために出動した。
SNS上で消防署の関係者が「小さな盗賊がゴミ箱の底の穴に引っかかっていた」と状況を投稿。穴はゴミ箱の底に開いており、長年の経年劣化で腐食が進み、ちょうどアライグマが出入りできる大きさになっていたという。
■ゴミを荒らす害獣
アナーバー消防署はFacebookで「アライグマの救出のためウィスパーウッド・ドライブ3000ブロックに出動」「ウィスパーウッド・ドライブ地区にいたゴミパンダが、ゴミ箱の錆びた穴から出られなくなった」という見出しで活動を報告している。
ゴミなどを荒らすことから「ゴミパンダ」と呼ばれ害獣扱いになっているアライグマについて、「そのニックネームにふさわしい」とコメントした。
ハロウィンの時期だったこともあり、「ゴミ箱に閉じ込められ、不気味なハロウィンの週末を過ごすことになった」と付け加えている。
■動物愛護協会も協力
この日、消防士たちは地元のヒューロンバレー動物愛護協会と協力し、アライグマをその窮地から慎重に救い出したという。
この団体は、ウォシュテノー郡の住民に人道的な野生動物の駆除サービスを提供している団体で、アライグマ、スカンク、リス、鳥、コウモリ、ヘビ、グラウンドホッグ、オポッサムなど、この地域に生息する野生動物をなるべく殺さずに駆除したり、病気や怪我から救う活動をしている。
なお、ゴミ箱にハマったアライグマは救出後に保護され、その日は消防署で過ごしたという。
■消防隊がアライグマを救出
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)