佐々木主浩氏「来年この成績なら満票!」 東克樹の来季の沢村賞に向け大魔神も太鼓判【DeNA】
『JERAセ・リーグAWARD年間大賞』に横浜DeNAベイスターズの東克樹が選出。20日に行われた授賞式では、OBの佐々木主浩氏から最大限の賛辞が送られ笑顔をみせた。
今シーズンからスタートしたセ・リーグ公式配信番組「JERAセ・リーグレジェンドLIVE」内の『JERAセ・リーグAWARD年間大賞』に横浜DeNAベイスターズの東克樹が選出。20日に同球団事務所にて、晴れやかに授賞式が行われた。
■OBからの最大限の賛辞に笑顔
1998年のベイスターズ優勝時に絶対的抑えの切り札として君臨した佐々木主浩氏がプレゼンターとして登壇し「ベイスターズの選手が取ってくれたことで、OBとして嬉しく思います。ベイスターズが3位になれたのは東のおかげ」と最大限の賛辞を送ると、東本人も「こういった賞に選んで頂き、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」と笑顔で返していた。
その後、シーズン16勝3敗、防御率1.98、さらに最多勝と最高勝率の2冠に輝きながらも沢村賞を逃したことに話題が移ると、佐々木氏は興奮気味に「それ! 2人でいいじゃんな!?」と思わず本音がポロリ。続けて「そうは思ったけど、それはあちらの感覚だからね」と選考委員の立場をおもんばかりつつも「でもそれくらいの評価があってもいいと思います」とキッパリ言い切った。
■「今年のスタイルを続けてくれればいい」
さらに「三振の数がどうのこうの言ってなかった?」と沢村賞の基準の一つである奪三振にも言及し「彼は三振取ろうと思えば取れるけれども、わざとチェンジアップを投げて引っ掛けさせたりしているので」と投球術の違いを分析した。
その上で「そういうことは気にせずに、今年のスタイルを続けてくれればいい。来年この成績で行けば、間違いなく満票で行くと思います」と明言した。
■決意を新たに
レジェンドOBからの力強い言葉に東も「そうですね! 今シーズン一年間やれたというのも、球数少なく長いイニングをなげることはできていたから。やっぱり三振を取るピッチャーだと、どうしても球数が多くなってくる可能性が高いので、スタイルを変えずに三振は取るべきところで取れたらいいなと思います」と決意を新たにしていた。
“ハマの大魔神”からのエールを追い風に、エース左腕は来季こそ、先発として最大の栄誉を手に入れてみせる。
■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(写真・取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘)