五反田駅ホームに佇む“白い鳥居”らしき物体、その正体は… 「鉄道神社」ネット民も衝撃
五反田駅ホームに佇む「白い鳥居」のような物体。その正体を取材してみると…。
オフィスや商業施設、飲食店が立ち並ぶ東京・五反田駅。連日、多くの人が行き交い、賑やかなイメージが強い。
ネット上では、五反田駅ホームにひっそりと佇む「あるもの」が話題を呼んでいて…。
【合わせて読みたい】東京の「大人の街」カレッタ汐留の店が大量閉店、一体どうして… 現地で見た光景に衝撃
■五反田駅ホームに「白い鳥居」?
ことの発端は、10月下旬に投稿されたあるX(旧ツイッター)ユーザーのポスト。内容としては、東急池上線五反田駅のホームに鳥居のようなものがあるというものだった。
Xで拡散された写真を見ると、たしかに鳥居とよく似ている。ただ、一般的に神社で見かける鳥居が朱色であるのに対し、こちらは白色だ。
そもそも、鳥居はどちらかというと緑豊かな閑静な場所にあるイメージ。多くの人が行き交う都心の駅のホームにできるものなのか…。
■「鉄道神社?」ネットでも疑問の声
五反田駅に佇む謎の白い物体は、ネット上でも話題に。
「通勤でほぼ毎日見てる光景だったから特に何も感じなかったけどたしかに…」「先は立ち入り禁止だから鳥居で間違いない」「鉄道神社かしら?」「もう鳥居にしか見えない」など、鳥居と予想する人が続出。
「白い鳥居」の正体を解明するため取材することにした。
■気になる正体を聞いてみると…
まずは、現地に足を運んで自分の目で確かめてみる。色は朱色ではないものの、2本の柱と柱の上に乗せた「笠木」、その下に水平に通された「貫」など、鳥居の構造と似ている。
「係員以外立ち入り禁止」という看板もあり、「聖域」のような印象が強い。続いて、池上線五反田駅を管理する東急株式会社に問い合わせた。
東急株式会社の広報担当者によれば、話題の物体ができたのは2018年3月末だという。池上線五反田駅は1928年に開業したので、もともとあったわけではないようだ。
神社の鳥居であるのかも含め、どのような目的で使われているか尋ねたところ、広報担当者からは「神社とは関係ございません。駅舎の構造の一部です」という回答が。
神社とは無関係だったが、これほど鳥居と瓜二つなものができるのは、鉄道の神様の思し召しかもしれない。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。
・合わせて読みたい→線路立ち入りで電車遅延、“ある光景”が考えさせられる… 「迷惑」「胸が痛くなる」
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)