結婚披露宴に無銭飲食目的の男が侵入 追い出されるも隣の会場へ…
スーツを着た謎の男が、結婚式に紛れ込んでいた。じつはカップルのゲストを装い、無銭飲食が目的だったという。
幸せいっぱいのはずの結婚式が、1人の男のせいでとんだトラブルになってしまった。しかも見ず知らずの男だという。『AsiaOne』や『THE STRAITS TIMES』が奇妙な事件の話題を報じている。
■スーツ姿の男がステージへ
11日、マレーシア南部に位置するジョホールバルで、1組のカップルの結婚式が盛大に開かれた。「ファット・キャット」の名義で司会者として活躍中の男性が、その日の出来事を明かして世間の注目を集めている。
彼によると披露宴の最中、50代くらいのスーツを着た1人の男がステージに上がり、「このおめでたい日に、1曲歌わせてもらえないか」と頼んできたという。
■「パフォーマーとして雇って」
さらに男は「パフォーマーとして雇ってほしい」と式場スタッフに依頼するなど、好き放題。男の歌唱は予定になかったため、ファット・キャットさんとスタッフたちが丁重に断ると、新婦側のテーブル席に腰を下ろしたそうだ。
しかし新婦側の親族や友人の中に、男を知っている人はひとりもおらず、場内は徐々に騒がしくなっていった。
■男は赤の他人と判明
新婦の親族が「おそらくあなた方のゲストでしょう」と新郎側に確認したが、そちらにも男の正体を知る人はいなかった。
そこでようやく男は赤の他人で、勝手に結婚式に紛れ込んでかなりの飲食をしていたことが判明。新郎新婦はショックで唖然としてしまった。
ご祝儀すら払っていない男は、その後ただちに会場から追い出されたという。
■懲りずに別の披露宴へ
一件落着し会場は安堵に包まれたが、追い出された男は、なんと隣で開催されていた別のカップルの披露宴に紛れ込んだ。
スタッフのふりをしてフードやドリンクの配膳を手伝っていたが、あるスタッフがそれに気がつき、ついに結婚式場から追放された。
この騒動後、ファット・キャットさんは「生活に苦しいなら、正しい方法で助けを求めてください。こんなことは本当に恥ずべきことです」と世間に訴えている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)