堀江貴文氏、「嘘言うのがイヤなのよ」 三木谷浩史会長の“ある発言”に違和感があり…

堀江貴文氏が、NTT法廃止に反発する楽天グループの三木谷浩史会長についてコメント。「会社の社長としては至極真っ当」と感じているが…。

堀江貴文・三木谷浩史

実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が17日、自身の公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。楽天グループの三木谷浩史会長が日本電信電話株式会社法(NTT法)について発言する思惑を推察した。

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■楽天モバイルに料金に意見

堀江氏は日頃から、三木谷会長が力を入れている楽天モバイルの経営状況について意見している。

楽天モバイルはドコモ、au、ソフトバンクに続いて4社目の携帯キャリアとして参入し、利用料金を安価にすることも目的として打ち出しているが、これに堀江氏は疑問符。

安価にするのであれば、主要キャリアから回線網を借りる「仮想移動体通信事業者(MVNO)」として通信サービスを展開すればいいと指摘し「携帯キャリアが4社になることで、料金が下がるんだって主張はある意味間違ってるんだよね」と話す。

さらに、「シェアを上げていくときにはゼロ円プランとか割引プランを出していくわけですけれども、シェアが均衡して20%超えるぐらいになったら楽天だって他のキャリアと(サービス料金が)同じになるわけですよ」と予測し、「料金が安くなるってのは嘘」と述べた。

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■“NTT法”廃止に反対の三木谷会長

三木谷会長はNTT法の廃止を強く反対していることも知られる。NTT法とは、かつて国営企業だったNTTの活動を一部制限するものだが、撤廃の可能性が浮上している。

その中で、NTTが有するドコモ以外の通信キャリア3社が猛反発。国営時代に税金を投じて整備した土地や設備を用いて敷設した光ファイバーを活用してNTTが事業展開しているため、縛りは必要だと主張した。

三木谷会長はXで「国民の血税で作った唯一無二の光ファイバー網を完全自由な民間企業に任せるなど正気の沙汰とは思えない」「国民の通信の将来など全く考えてない」などと痛烈に批判している。

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■堀江氏「嘘言うのがイヤなのよ」

競合他社を牽制する三木谷会長の反発に堀江氏は「商売をやっている会社の社長としては至極真っ当なことを言っている」と感じつつも「三木谷さんが『国のためだ』とか『国民のためだ』とか『利用者のためだ』とか嘘言うのがイヤなのよ」と続ける。

儲けたいという本音があると考えて「『うちらの儲けのためです。楽天がコレやられたら潰れちゃいます』って言えばいいのに、本音を」と、国民やサービス利用者を第一に思っているとする発言に違和感があるよう。

「そこをなんかカッコつけて嘘言っちゃうから。嘘というか、方便みたいな。そういうこと言っちゃうところが俺は『なんなの?』って思う」と印象を語っている。

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■くわしく語る堀江氏に反響

自身も通信サービスブランド『HORIE MOBILE』を手掛ける堀江氏は、業界に関係する知見を披露しながらトークした。

動画の視聴者からは、三木谷会長への意見に対する反応のほか、「多岐に渡る専門知識を細部にまで及んで習得しているので、解説がとても分かりやすいです」「ホリエモンがくわしい分野の説明は凄く分かりやすくて勉強になる」といった反響も寄せられている。

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