YOASOBIとAdoの出場で『紅白』の成功となる理由 2018年の再来
YOASOBIとAdoの『NHK紅白歌合戦』出場は、2018年紅白のMISIAと米津玄師を彷彿とさせる。
■YOASOBIとAdoの紅白出場
今年の「NHK紅白」出場者には、今年のJ−POPの代表作である『アイドル』があるYOASOBIと、初めてTVで生歌唱するであろうAdoの名前があった。
結論から言えば、YOASOBIとAdoの2人を出場させることができた時点で、今年の紅白の成功は決まったようなものだろう。どちらもTVで生歌唱することが待望されていた2曲もしくは2名なのである。
■YOASOBI『アイドル』
YOASOBIは今年に入ってからあまりTVに出ない傾向があり、特に『アイドル』は日本のTV番組では歌っていない。
またYOASOBIの楽曲は歌うのが難しいことでも知られており、音を外さずに歌うチャレンジ番組『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)でも、YOASOBIの楽曲は鬼門だ。
ikuraが日本のTV番組で歌わない分、様々なアーティストが『アイドル』に挑戦しては苦戦してきた。最高難度の楽曲『アイドル』を、本家ikuraが生放送でいかに歌えるのかが注目される。
■YOASOBIに集まる期待
これはYOASOBIが2020年に「紅白」で初TVパフォーマンスをしたときと同じ状況で、ikuraが人々の想像を超える生歌唱を披露したことでYOASOBIは国民に衝撃を与えたのだった。
YOASOBIはこの瞬間を忘れていないからこそ、NHKや「紅白」に出続けるのだろう。大きな期待が集まる今年のYOASOBIは、NHKとの蜜月関係を考えても、紅組のトリに選ばれてもおかしくはない。