16歳で宝くじ3億円当選の女性が散財 借金やうつ病発症し波乱の人生に
若くして、宝くじで大金を手にした女性。散財に明け暮れ借金生活に陥ったが、その後に人生を立て直したことを語った。
イギリスで、最も若い年齢で宝くじに当たり大金を手にした女性が、借金生活などその後の浮き沈みの激しい人生を語った。『Daily Star』や『Mirror』が伝えている。
■16歳で3億円を手に
カリー・ロジャーズさん(36)は、16歳だった2003年に宝くじで180万ポンド(約3億3,000万円)の大金を手にした。当時はイングランド北西端のカンブリア州で時給わずか3.60ポンド(約677円)の店員として働いていており、人生が一変したのだ。
しかし大金を手にしたことで浪費が始まり、派手なパーティや豊胸手術に散財したため、2021年に破産宣告してクレジットで生活することになったという。
カリーさんは「16歳で、責任を持てる年齢ではありました。大人たちから最適なアドバイスをもらうことができるけれど、聞き入れる状態ではなかったですね」と語っている。
■豪遊後にうつ病を患う
カリーさんは賞金の一部を、夜遊びと三度の豊胸手術に使った。そして30万ポンド(約5,556万円)もの大金をブランド服に費やしたが、それでも家を買うには十分な現金が残っていたという。
さらに家族や友人に数1,000ポンドをばらまくと、幸運はすぐに悪い方向へ転がり、深刻な精神的病を引き起こした。
自ら命を絶とうし、うつ病と薬物に苦しむことに。また大金を手にしたことで人が信用できなくなり、次第に引きこもるようになった。
■今は3児の母で介護士
カリーさんは「普通の生活に戻りたかった」と、過去を振り返る。それでも幸いなことに、宝くじを運営するナショナル・ロトが財政などの支援を行ってくれているという。
当選者が抱える財政や法的な問題、メディアからの関心への対応、その他にもメンタルケアなど、サポートは広範囲にのぼる。
そして現在は、状況が好転。3児の母親でありつつ介護士として働き、ソーシャルケアを学ぶために学校へ戻ったという。
ただし、子供の一人であるブレイクくん(6)が脳性麻痺と診断された。カリーさんは「今私が後悔することは、ブレイクのためのお金がないことです」と語った。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)