サーカス団からライオンが逃げ出し徘徊 人口4万の小さな町が大パニックに

イタリア・ローマに近い小さな町に、サーカス団がやって来た。しかしライオンが脱走し、町は大パニックに…。

ライオン・サーカス

平和で穏やかだった小さな町が一転、1頭のライオンによって大パニックに包まれた。アメリカの『NEW YORK POST』やイギリスの『BBC』が報じている。

【動画】サーカス団から逃げ出したライオン


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■サーカスからライオンが脱走

11日、ローマにほど近いイタリアのラディスポリという沿岸部の町で、とんでもない騒動が起きた。国内を巡っていたサーカス団「ロニー・ローラー・サーカス」から、大きなオスのライオン「キンバ」が脱走したのだ。

ラディスポリは、人口わずか4万人の町。アレッサンドロ・グランド町長は、Facebookを通じて住民に室内に留まるよう呼び掛けた。

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■麻酔銃での捕獲に7時間

脱走に気づいたサーカス団のスタッフと当局が、ライオンを捜すために町中をパトロールしたところ、水路の近くでキンバを発見した。

しかし、麻酔銃を持った地元の警察官と軍人3名は、キンバを捕獲しようとするも二度も失敗。ひどく手こずりながら、捕獲までなんと7時間も費やしたという。

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■管理方法などを調査中

キンバはサーカス団に引き渡され、アレッサンドロ町長は再びFacebookで住民に「もう安全です」と告げた。

当局は現在、キンバが動物保護法に従って飼育されていたか、所有権の書類に不備はないか、また脱走を避けるための安全対策が十分に取られていたかなど、さまざまな法規が適切に守られてきたのかを確認中だという。

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■動物での搾取行為を強く非難

アレッサンドロ町長は、営利目的で動物を利用する「搾取」だとして、サーカス団を強く非難した。

さらに「おそらく皆さんは『なぜサーカスは動物を連れ回すのか』と、そして私に対しては『なぜそれを許可するのか』と疑問に思っていらっしゃると思います」と、住民の感情にも寄り添った。

続けて「答えはこうです。私は何も許可していないけれど、サーカスが町に来るのを禁じることもできない。この一件が動物を利用した搾取を止めるきっかけになってほしい」と訴えた。

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■サーカス団から逃げ出したライオン

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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