仕方がないかも… 約9割が感じている「同じ発言」でも受け取り方が違う理由
なにを言ったかよりも、相手をどのように思っているかが優先されるのかもしれない。
同じような話を聞かされても、相手によってこちらの受け止め方が違うのはよくある話かもしれない。とくに好きな人と嫌いな相手では、発言に対する感じ方が変わるのは無理もないだろう。
■約9割「同じ発言でも人によって…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女780名を対象に実施した調査では、全体で90.0%が「同じ発言でも好きな人と嫌いな人では、受け取り方が違うと思う」と回答した。
男女別では、男性が86.6%、女性が93.5%となっていた。
■体型をいじられて
体型をよくいじられる20代女性は、「ぽっちゃり体型なので、そのことを友達にいじられるのは別に嫌ではありません。ただそれほど仲良くもない他の部署の男性にからかわれたときには、少しイラッとしてしまったんです。相手との距離感を考えずに、なれなれしい対応をしないでほしいと思いました」と気持ちを述べた。
そこからその男性社員への評価も変わったようで、「その人のことはなんとも思っていなかったのに、一気に苦手になってしまいました」と続けた。
■同じ内容の不満でも
会社への不満も話す人によって違うと考える20代男性は、「同期がよく会社への不満を漏らしているのですが、それはおもしろおかしく聞いていられるんですね。しかし苦手な先輩が愚痴を言い出したら、イラッとしてしまうんです。会話の内容は、同期が言っていることとほとんど変わらないのに…」と話す。
すべてはその相手への印象によって決まるようで、「その先輩のことが苦手なので、なにを言っても否定的にとらえてしまうのでしょうね」とも語っていた。
■好印象を持っていた人が
抱いていたイメージとのギャップに驚いた30代男性は、「ものすごく好印象を持っていた人が、下品な口調で悪口を言っていてショックを受けたことがありました。おそらく普段から豪快なイメージであれば、きっとなんとも思わなかったのでしょうけれど…。これまで、その人を美化しすぎましたね」と当時を振り返る。
それから何度か毒を吐く姿を見て、「このギャップが、また魅力かもしれない」と好意的に見るようになってきたんです」と今はポジティブにとらえているようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女780名