暴走族仲間を刺殺した男が逮捕 グループチャットからハブにされた腹いせで
グループチャットが原因で男性ふたりがトラブルに発展。暴走族の仲間同士だったという。
SNSやチャットアプリは便利だが、人間関係のトラブルの原因になる時もある。このたびインドネシアで、仲の良い友人の間で殺人事件が起きてしまったことを、『AsiaOne』や『The Straits Times』が報じている。
■地元の暴走族仲間
10月29日、インドネシア・ジャワ島西部のバンドン市で、トト・トイバン(36)という男が殺人事件を起こした。
被害者は友人のエイドリアンさん(29)で、全身をナイフで刺されたうえ、心臓を貫くほどの深い傷だったことが分かっている。
ふたりは地元の暴走族「XTC Beer 188」のメンバーであり、事件のきっかけはそのグループチャットだった。
■グループチャットから削除され激怒
ある日、トイバン容疑者が仲間とのチャット内でエイドリアンさんを強く非難。それを読んで腹を立てたエイドリアンさんは、グループチャットから同容疑者を削除した。
互いに対して激怒したふたりは、あっという間に口論から暴力にエスカレート。トイバン容疑者は隠し持っていたナイフを取り出すと、エイドリアンさんの体を複数回刺したという。
■懲役15年の可能性
バンドン警察のクスウォロ・ウィボウォ署長は、「事件が発生した数時間後にエイドリアンさんは発見されたが、その場で死亡が確認された」と明かしている。
同じ日の夜11時頃、警察はトイバン容疑者を逮捕。現在は事情聴取を行っており、殺人罪で起訴される予定だ。インドネシアの法律に基づき、懲役15年の刑を宣告される可能性があるという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)