伊藤英明、トークイベントで熱くなり司会者から“制止” 「ちょっと我慢してもらえます!?」

熱い男、俳優・伊藤英明がイベントで自身のフィギュア愛を語った。あまりの熱に司会者が力技で止めに入り…。

伊藤英明

俳優の伊藤英明が16日、東京・秋葉原で開かれた『TAMASHII NATION 2023』オープニングセレモニーにゲスト出席。同じくゲストとして登場した女優の山本美月、お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇を一時沈黙させるほどのフィギュアオタクぶりを披露し、司会者から制止される一幕があった。熱い…あまりにも熱すぎる。


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■なぜこのキャスティングに?

伊藤英明

『TAMASHII NATION 2023』は、フィギュアメーカーであるバンダイスピリッツが年1回開催している、最新作展示・販売イベント。今年は「フィギュアでつながる、好きがひろがる」をテーマに、17日から19日にかけて東京・秋葉原のベルサール秋葉原1F・B1F、秋葉原UDX「AKIBA SQUARE」、駅前にある専門店TAMASHII NATIONS TOKYOの3会場で開催され、合計約700アイテムが展示される。

そのオープニングセレモニーに登場したのが前述の3人。記者陣も「なぜこの3人なのか…」と若干疑問視していたが、アニメ好きの山本は幼少期から『美少女戦士セーラームーン』の変身アイテムやフィギュアを収集してきたフィギュア好きと吐露し、吉村は過去同ブランド主催イベントに出演した経験があるファンの一人だ。

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■「可動域」に感激

伊藤英明

最も謎だったのが伊藤の起用だったが、彼が秘めたるフィギュア愛を語り始めると、その“すさまじさ”に会場が静まり返る。

「お招きいただき、この仕事を続けてきて本当に良かったなと思います。僕は長年プレミアムバンダイ(バンダイ公式のショッピングサイト)会員でもあるし、魂ネイションズ(秋葉原の専門店)には月2回ほど通っている。『TAMASHII NATION 2023』会場で一足先に展示フィギュアを見て来ましたが、『仮面ライダー』『聖闘士星矢』作品の造形美、そして可動域はじつに素晴らしいものだった。フィギュア業界の明るい未来を感じました」と話し始めると、吉村は「可動域!? コメントの格が違う。別格すぎる!」と驚嘆。

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■「…大好きです」

しかし、これは序章に過ぎなかった。

この日はジャケットの下に『TAMASHII NATION』イベント限定Tシャツを着てくるほどの熱の入りようで、「家には専用のおもちゃ部屋がありますが、フィギュアを長年買ってきたせいでもう入らない。いつかバンダイさんに見に来てもらいたいくらい。『聖闘士星矢』に関しては、40年くらいグッズを集めています。…大好きです」と愛を語り始める。

吉村が「バンダイさんに対する、ただの告白じゃないですか!」とイジるも、動じる様子を一切見せず「まだまだ世の中にはフィギュア好きなかたがいらっしゃる。僕は足元にも及ばない…」と、謙遜する伊藤。

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■あまりの勢いに司会者が「制止」

伊藤英明

その後、フィギュアのベースとなった原作の細かな設定や、バンダイスピリッツに関する歴史について同社社員ばりに熱弁した伊藤。

「会場で一番心に刺さったのは、ガンダム登場キャラクターのフィギュア化でした。『機動戦士ガンダムSEED』キラ・ヤマト、アスラン・ザラを見ていると、今後『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のキャラも出てくるのでは、と楽しみで仕方がない」と見解を述べた上で、「バンダイさんに要望を一つ…。ガンダム主題歌といえば歌手・森口博子さんですが、森口さんのS.H.Figuarts(バンダイスピリッツのアクションフィギュア)を作って欲しい。それを見ながらZ(ゼータ)、フォーミュラ ナインティワン(F91)を見直したい」と明かし、バンダイ関係者たちを熱いまなざしでみつめる。…フォーミュラ ナインティワンって言う人はガチ。

そんなラブコールにバンダイ関係者はザワついていたが、その後も同様の「要望」や「提案」が次々繰り出され、そのつど関係者たちは「すぐお答えが出せない状況で…」「まだ企画中で…」と激しく動揺。

そんな状況を改善すべく、司会者が「じゃ、そろそろ皆様に次の映像をみていただきましょう」「はい! 次のコーナーに行きましょう」「伊藤さん、ちょっと我慢してもらえます!?(笑)」と力技で制止するシーンも多々あり、会場全体が伊藤の独壇場となり終幕となった。

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■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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