リュウジ氏、極端な健康志向に警鐘 “無添加・オーガニックだから安全”は「幻想です」
食品添加物の使用についてリュウジ氏が持論を展開。“無添加”や“オーガニック”という言葉に「惑わされていたかも」との声も…。
料理研究家でYouTuberのリュウジ氏が14日、自身の公式X(旧・ツイッター)を更新。“無添加・オーガニックは絶対安全”という風潮に警鐘を鳴らした。
■“下手な無添加食品”よりは…
この日、リュウジ氏は「食品添加物は『積極的に使え』とは言わないけど衛生的観点から『適切に使ったほうが下手な無添加食品より安全』という認識は広がった方が良いと思う」と投稿。
いま世間では11、12日に東京ビッグサイトで開催された『デザインフェスタ』で発生した食中毒が話題となっているが、製造・販売店が添加物不使用で砂糖の使用量が少ないことを売りにしており、それに言及したものとみられる。
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■“無添加=絶対安全”は「幻想です」
添加物不使用ということは保存料を使用しておらず、砂糖の使用量が少ないということはさらに日持ちも短くなると考えられるが、件の店はそれを冷蔵庫に入れず保管。製造してから5日以上経ったものも販売していたとみられ、「怖すぎる」との声が上がっていた。
近年では健康に対する意識が高まり、無添加やオーガニックの商品が多数出回っているが、メリットばかりが情報として入ってきてデメリットを見逃しやすい。
今回の食中毒問題はデメリットや注意点などの認識不足や衛生管理の甘さなどが原因といえるが、うま味調味料の『味の素』を好んで使用することでたびたび話題になっているリュウジ氏。「無添加だから安全、オーガニックだから安全は幻想です」と極端な健康志向が招いた風潮に警鐘を鳴らした。
■「惑わされていたかも」
この投稿に「間違いないですね!」「理由あるから使うんですよね」「同感です。適切に使って安心安全な食品を販売してほしいです」などと賛同の声が。
また、「添加物を避けるようにしてましたが、まったくの認識違いでした…」「なるほど、ちょっと幻想に惑わされていたかも」との声もあり、今回の騒動で見方を変えた人もいるようだ。
一方で「それでも食品添加物がアレルギーやアトピーを悪化させていることは大いにあるし、(無添加を他人に強要するのは違うけど)自分の体に取り入れるものくらい自分で選びたい」「(マフィンの件は)販売者のモラル欠落。こういうガサツな販売者は添加物を使ったとて同じこと」との意見も寄せられている。