今夜0時解禁の「ボージョレ・ヌーボー」 今年買う予定の割合は…
毎年その出来栄えがニュースになるフランスワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」。今夜24時に解禁だが飲む予定の人を調べたら…。
毎年11月の第3木曜日に解禁される、フランスワインの新酒、ボージョレ・ヌーボー。ワインの名産地として有名なフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区でつくられる。
今年9月に収穫されたばかりのガメイ種のぶどうをマセラシオン・カルボニック法という速醸法で発酵させ、わずか2ヶ月で美味しく飲むことができるのだ。今年は16日(木)に解禁される。
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■16日深夜0時に解禁
日付変更線の関係から、日本はボージョレ・ヌーボーを世界で一番早く飲める国のひとつ。そのため、まずは20世紀終わりのバブル時代にブームに火がつき、現在でも輸出の半分は日本向けだ。
深夜0時の解禁をカウントダウンするイベントなどが行われることも。スーパーなどのワイン売り場も賑わうこの季節だが、実際にはどれくらいの人が味わっているのだろうか。
■「飲む予定」は1割以下
Sirabee編集部が11月10〜12日にかけて、全国20〜60代男女1,000名を対象に「今年のボージョレ・ヌーボー」について調査したところ、「必ず買う」と答えた人は全体の1.3%。「たぶん買う」が6.2%だった。
意外にも現在買おうと考えている人は1割以下。「絶対に買わない」との回答も55.4%に及んでいる。
■60代は習慣化も?
今回の調査結果を世代別に分析してみると、「必ず+たぶん」で買う派が最も多かったのは、30代で計8.7%。50代が8.0%で続く。
一方で「必ず買う」という、おそらく「11月はボージョレ・ヌーボーを飲むもの」と習慣化している人は、60代が最も多く3.0%にのぼった。バブル時代に第1次ブームを体験した世代ゆえの影響もあるのかもしれない。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代男女1,000名(有効回答数)