冨樫義博氏、『HUNTER×HUNTER』連載開始時を回顧 決まっていたのは「最初の3話分」
長期連載中の人気コミック『HUNTER×HUNTER』について、『イワクラと吉住の番組』で作者の冨樫義博氏が驚きの事実を告白した。
14日深夜の『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日系)では、出演陣が愛してやまないモノの「なかの人」に向けて手紙をしたためて質問を送り、その返事を紹介する企画「拝啓、中の人」を放送。今回は大人気漫画家・冨樫義博氏がさまざまな質問に直筆の手紙で回答していった。
■冨樫氏に質問
週刊少年ジャンプ(集英社)で98年から連載がスタートした人気コミック『HUNTER×HUNTER』。休載をはさみながら現在37巻まで発売し発行部数は8,400万部以上、アニメ化・映画化も果たした大ヒット作だ。
今回は同作のファン・櫻坂46の元メンバー・関有美子が手紙で質問を送り、作者の冨樫氏は直筆の手紙でその質問に答えていく。
■どこまで考えていた?
関は「『HUNTER×HUNTER』は物語をどこまで考えて描き始めたんですか?」との質問をぶつける。
緻密な設定と数々の名シーンを生み出してきた同作だが冨樫氏は「最初の3話分です」と回答。関やKis−My−Ft2・宮田俊哉、イワクラ、吉住ら出演陣から「ええー」と驚きの声が漏れた。
■大まかな設定だけ
「ハンターという職業にスポットをあてた異世界の物語という大まかな設定ができた時点で、いくらでも続けられる手応えがありました」と冨樫氏は解説する。
そこから連載の目標を「できる限り長く続けること」と定め、「ハンター試験に主人公が挑むところから始めようと思いました。連載スタート時に決まっていたのは3話分のネームと主人公がハンター試験に落ちて場面が数年先まで飛ぶところまでです」と言及。
試験内容などは自分自身も楽しみたいので直前まで決めておらず、担当編集者との話し合いでハンター試験不合格の案もなくなったため、「作中に採用されたという条件を付与すると、質問の答えは最初の3話分ということになります」と触れた。
■貴重なエピソードが続出
ほかにも「物語の柱となる仲間・キルアと悪役・ヒソカを試験の序盤で登場させるのはあらがじめ決めていました」など、同作ファンにとって貴重なエピソードが次々に明かされていった今回の放送。
視聴者からは「3話…これはすごすぎる…」「最初の3話分しか考えてなかったの!?」と驚きの声が殺到していた。
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(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)