宝塚歌劇団の緊急会見 「ヘアアイロンの火傷は日常茶飯事」に違和感の声が相次ぐ
14日に開かれた宝塚歌劇団の緊急会見。「ヘアアイロンのいじめ」に関する報告に違和感の声が続出している。
14日、今年の9月に宝塚歌劇団・宙組所属の劇団員の女性が死亡した件について緊急会見が開かれた。会見内で発表された報告に関して、違和感を抱く人がみられている。
■理事長らが登壇
9月30日、兵庫県・宝塚市内の自宅マンションから劇団員の女性が転落死した同問題。警察の調べによると自殺と見られている。
同会見には理事長・木場健之氏、専務理事・村上浩爾氏、理事・制作部長・井場睦之氏が登壇し、外部の弁護士による調査チームの結果を元に様々な情報が発表された。
■火傷に関する報告
同問題において注目を集めていた事象の一つが「ヘアアイロンを故意に額に押し付けるいじめがあったのか」ということ。
ヘアアイロンの件の概要は、令和3年8月14日に劇団員の女性がロッカー室で宙組団員Aから髪型の指導を受けていたところ、Aが故人の前髪をヘアアイロンで巻こうとした際に額にあたり火傷を負った…というもの。
劇団診療所の看護師へのヒアリングでは「ヘアアイロンでの火傷は劇団内では日常茶飯事であり記録は残していない」といった旨の発言があり、翌日に撮影された写真には小指の第一関節から先程度の茶色の傷が確認できたという。
■違和感の声が続出
その後、劇団としてはヘアアイロンで火傷を負わせたことは事実としつつも、押し付けたという事実はないとして、それらを報じた週刊誌へ事実無根であるというFAXを送ったと述べる。
淡々と調査の報告がされたものの、ネット上では「ヘアアイロンの火傷が日常的にあったら逆にまずくないですか?」「ヘアアイロン毎日使ってるけど火傷なんかしないよ」「人の髪にアイロン通すときは自分の髪にやるときよりも何倍も神経尖らせて細心の注意を払うけどな」と違和感を抱く声が多い。
また、「宝塚の会見を見てもやもやしてる」といった意見も少なくなく、今後の対応にも注目が集まっている。