「辿る」という漢字は何と読む? 4人に1人が間違えた読み方は…
音読みでは「てん」と読む「辿」。訓読みの「辿る」のほうが身近だが読み方は…?
現在定められている常用漢字は、2,136字・4,388音訓。さらに、人名に使える人名用漢字として、常用漢字の異体字でない633字と異体字212字が指定されている。「辿」は、人名用漢字633字のひとつだ。
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■人名としてはレアだが
音読みでは「てん」と読む「辿」。人名用漢字ではあるものの実際に名前としてはなかなか見かけないが、よく目にするのは訓読みで「辿る」と書かれた場合だ。
こちらだとどれくらいの人が読むことができるのだろうか。
■7割以上は正解
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に「辿る」の読み方について調査したところ、72.0%と圧倒的多数は「たどる」で正解となった。
しかし、「さかのぼる」と答えた人も24.9%。およそ4人に1人は間違えているということになる。一方で、「かえる」「もどる」「せんる」と誤読した人はごくわずかだった。
■男性のほうが間違えがち
4人に1人は誤読している「辿る」だが、やや男女差も見られた。「さかのぼる」と間違えた人は男性のほうが3ポイント近く多く、「かえる」と読んだ人も男性のほうが多かった。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)