木村拓哉、映画『マスカレード』シリーズ3作目の可能性 性加害問題の影響は…
木村拓哉の主演映画『マスカレード』シリーズ。この作品の続編を制作する可能性が…。
ジャニー喜多川氏の性加害問題が大きな話題になって以降、木村拓哉の主演ドラマが制作延期になった。その後、撮影を再開したという情報はなく、暗雲が立ち込めている。
ただ、木村が主演を務める「あの人気映画」には続編の話が浮上していて…。
【合わせて読みたい】木村拓哉と『新しい地図』、「辞めジャニ」との共演ある? スマイルアップに聞いた
■木村の主演ドラマが相次いで「中止」に
9月20日、木村が主演を務めるドラマ『教場』シリーズ(フジテレビ系)のスペシャルドラマの制作が延期になったことが発覚。今秋撮影し、来春の放送を予定していたが、「番組制作上のトラブル」が発生したことで制作延期になったという。
さらに、10月19日発売の『週刊文春』では、来年4月クールに木村の主演ドラマが予定されていたものの、スポンサーの意向で取りやめになったと報じられた。いずれも、9月6日に、スマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)がジャニー氏の性加害問題に関する記者会見を行った後に起きたため、一連の問題が影響した可能性が取りざたされた。
■『マスカレード』シリーズの続編…?
11月10日時点で、延期になった『教場』がどうなるかに関して正式な発表はされていない。木村の主演ドラマには暗雲が立ち込めているが、映画では新たな動きがありそうだ。
あるテレビ局関係者は、「木村さんの主演映画『マスカレード』シリーズの3作目が制作されるという話があるんです。人気の高いシリーズなので、実現すれば話題になるでしょう」と話す。
同作は、東野圭吾氏の小説が原作。一流ホテルを舞台に、木村演じる捜査一課の若手刑事と、長澤まさみ演じる女性フロントクラークが活躍する物語だ。
19年に1作目の『マスカレード・ホテル』、21年に2作目の『マスカレード・ナイト』が公開され、2作目は興行収入が37億円を超える大ヒットとなった。
■気になる性加害問題の影響は…
以前から、シリーズ3作目が制作される可能性が囁かれていたという。「原作の小説は全4作あります。映画版はいずれも好評だったので、3作目を期待する声は多かったんですよ。木村さんも1作目から強い思いで臨んでいたので、続編の話にも前向きだったといいます」(前出・テレビ局関係者)。
先述したように、ジャニー氏の性加害問題を受け、テレビ局はスマイルアップ所属タレントの起用を見送る動きが続いている。これは、彼らを使うことでスポンサーや視聴者から批判されるのを恐れてのことだろう。
ただ、映画だと少々事情が異なるようで…。「映画はお客さんがお金を払って見るものなので、『見たくない人は見ない』という選択ができます。また、テレビに比べると、視聴者から直接制作サイドにクレームが寄せられるケースもそう多くありません。『マスカレード』シリーズの件も、木村さん自身が問題を起こしたわけではないので、続編を作ることは十分考えられますよ」(前出・テレビ局関係者)。
『マスカレード』シリーズの3作目は実現するのか──。今後の動向に注視したい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。
・合わせて読みたい→木村拓哉、『教場』延期で気になる「劇場版」の行方 新シリーズ制作までの舞台裏
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)