阪神タイガース日本一、東京都心唯一の「ジョーシン」店頭ではダイナミックな光景が…
阪神タイガース優勝。各地で優勝セールが開催されている中、“敵地”東京の「ジョーシン」でもお得なセールが開始になった。
阪神タイガースがオリックスバファローズを4勝3敗で下し、38年ぶりの日本一に輝いた。翌6日から、タイガースのスポンサー企業を中心に各地で優勝記念セールが開始されている中、注目を集めているのが家電量販店「ジョーシン」。東京23区で唯一ある店舗ではいま何が起こっているのか。
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■東京23区では唯一の王子店
ジョーシン(上新電機)は、大阪中心に全国約220店舗を展開する家電量販店。2003年からタイガースのスポンサーとなり、ヘルメット脇に入る「Joshin」のロゴを過去見た野球ファンも多いことだろう。今年はホームゲーム時ユニフォームの上着2カ所に「Joshin」ロゴが入るという、かつてないデザインが採用され「プロ野球史上初」と話題を呼んだ。
そんなタイガースといえばジョーシンという存在だが、“敵地”東京では馴染みがまだまだ薄い。関西圏に140店舗ほど展開されている一方で、東京都内では3店舗。主要部である23区内には、北区にある王子店しかない。
■ちょっとわかりづらい場所にあり…
ここに行けば、都内阪神ファンが集っているのでは? と推測した記者はジョーシン王子店に行くことにした。
最寄り駅はJR、または地下鉄の王子駅。住宅地の真ん中にあるため、駅員いわく「道がわかっていれば徒歩8分くらい。初めてだと15分ほどかかる」という。
オススメされたのが路面電車・都電荒川線で一駅となりの「栄町」停留場で下車する方法で、これを使えば下車後徒歩3分ほどでジョーシンが2Fに入る「コーナン王子堀船店」へ到着する。
■38万円の福袋
店舗に到着すると、店頭には大型テレビが複数展示されており、どの画面にも「日本シリーズ最終戦」が映し出されていた。家電量販店によくある「クラシックオーケストラの映像」ではなく、ノイジーや近本らの姿。全モニターに岡田彰布監督が映し出されると、より画力(えぢから)強くダイナミックに感じる。阪神ファンならこの「歓喜の瞬間」だけ見続けていても楽しめそうである。
客数は、当初想像していた殺到というイメージより“まあまあな客入り”といった印象。行ったのが朝ではなく午後だったせいもあるかもしれない。
フロアには六甲おろしがエンドレスに流れており、入口付近には「日本一おめでとうセール」の内容一覧。
大型テレビ、ブルーレイレコーダー、サウンドバーのTV視聴系福袋や、冷蔵庫、ドラム式洗濯機、最新掃除機からなる新生活系福袋が紹介されており、どれも38年ぶりに関連して販売価格は「38万円」。やや高額だが、内容物を合算するとかなり割引されていて、買い替えする人にとってはだいぶお得である。
■鉄道模型の品ぞろえ
その他、エアコン、PC、カメラ、掃除機など多くの商品が特価品として割引になっており、すでに売切れた商品もあった。記者は先週テレビ掃除中、液晶部にヒビを入れてしまったため、バッターが全く見えない状態で日本シリーズを楽しんでいたが、この機に買い替えとお目当ての商品を探したものの、店員には「午前中で完売」と説明された。
そんなジョーシン王子店で驚いたのは、家電量販店とは思えない豊富な鉄道模型の品ぞろえだ。
おもちゃコーナーだけでもかなり広めだが、模型コーナーは秋葉原の専門店ばりに商品数を置いていた。模型類もセール対象で店頭価格の1割引き。SNSでは「都内に唯一鉄道模型の取り扱いのあるジョーシンが王子にある」「模型やプラがかなり充実」と紹介する声も多く上がっており、これを機会にあれこれ買い物を楽しむのもオススメである。
■執筆者プロフィール
キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。
中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)