陽性の事実を隠していた恋人のせいでHIV感染 「家族にも言えない」と悩む女性
恋人にHIVをうつされ、ショックを受けた女性。家族にも事実を打ち明けることができず、悩みは深まるばかりだ。
新しい出会いにときめき、交際をスタート。「すべて順調だと思っていたのに、HIVをうつされてしまいました」という女性の悩み相談に、『New York Post』などアメリカのメディアが注目している。
■新たな恋の始まり
海外で暮らすAさんは、今年初めに当時付き合っていた男性と破局。その後すぐに病院で性病検査を受けたところ、「問題なし」という結果が返ってきたため安堵した。
その数ヶ月後、Aさんは昨年知り合った男性を意識するようになり交際を開始した。すぐに男女の仲になったが最初の頃は慎重で、欠かさず避妊し、妊娠の防止と性感染症の予防に努めていた。
しかしそれも徐々におざなりになり、Aさんは男性にコンドームの使用を求めるのをやめたという。
■HIV陽性に衝撃
すべてが順調だと思っていたAさんが、あるとき男性の大きな秘密を知って衝撃を受けた。男性はHIV陽性でありながらそれを秘密にし、Aさんとの関係を続けていたのだ。
感染の可能性を考え不安になったAさんが病院で検査を受けたところ、結果は「HIV陽性」。重い事実は受け入れるしかないが、家族にはどう伝えたらいいのかさえ分からない。
困ったAさんは、アメリカの人生相談コラム『Dear Abby』に投稿し、アドバイスを求めた。
■「まず医師と相談を」と助言
相談を受け付けた回答者は、「家族に報告する前に、まずは医師に相談して検査結果について話し合いましょう」とアドバイスした。
また「なるべく早く抗HIV薬の服用を始めるべきです」「その負け犬とまだ交際を続けているのなら、彼にも薬を服用させるべき」「彼の命がかかっているし、(このままでは)多くの人に感染させる可能性があります」と説明している。
家族に病気を打ち明けるベストタイミングについては、「治療開始の後」と断言。「ただ彼は、HIV陽性を伏せてあなたに感染させたのです」「家族に『彼を忘れなさい』と言われてもショックは受けないで」とも伝えている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)