『あさイチ』クリーニング代も節約できる、ダウンを自宅で洗濯する方法 “ふっくら仕上げるコツ”をプロが解説
ダウンジャケットやダウンコートを自宅で洗濯する方法を『あさイチ』で紹介。そのふっくらとした仕上がりにゲストの児嶋一哉らスタジオメンバーからは感嘆の声が上がった。
きょう6日放送の『あさイチ』(NHK)では「冬アウター」に関する知識を特集。ダウンジャケットやコートを自宅洗濯でふっくら綺麗に仕上げる方法が紹介された。
■ダウンを自宅で洗濯
夏物に比べて高価な冬のアウター。物価が上昇し続ける今、できるだけ長持ちさせるためにもメンテナンスが重要だがクリーニング代はけっして安いものではない。家族全員分ともなるとなかなかの痛手だ。
そこで、この日の番組では「意外とカンタン! アウターをキレイに長持ちさせるお手入れ方法」の1つとしてダウンジャケットやコートを自宅で洗濯する方法を紹介。その手順やポイントを“洗濯のプロ”である茂木康之氏が解説した。
■手洗いの方法
まず水と弱アルカリ性の洗濯用洗剤を1対1の割合で混ぜて袖口や襟元、ポケット口など皮脂汚れが付きやすいところや脇などのニオイが気になる部分にしっとりするくらいにスプレーし、ブラシで叩いてなじませる。このときにしっかりと洗剤液を浸透させることで汚れが浮きやすくなるのだという。
次に35~40度くらいのお湯10リットルに対しておしゃれ着用の中性洗剤を5ml入れ、洗剤の効果が減少しないように泡が細かくなるまで溶け合わせる。
そしてお湯にダウンを入れて押し洗いを2~3回繰り返す。ダウンの空気を抜いて羽毛まで水分を吸い込ませるのがポイントだという。
■羽毛は叩いて均等に
手洗い工程が終わったら軽く絞って“網目の粗い”洗濯ネットに入れ、桶に残ったお湯と共に洗濯機へ投入したら優しく洗えるモードですすぎ(注水1回)と脱水(1分)をかける。
広げてみると羽毛が寄っており、これにゲストのアンジャッシュ・児嶋一哉は「ほらもうダメじゃん…」と一言。
しかし、手でよく揉みほぐして叩き、羽毛をできるだけ均等に広げる工程を施し、5時間後部屋干しでもふっくらした仕上がりに。これには「大丈夫…?」などと不安げに観ていたスタジオメンバーからは感嘆の声があがった。
■理想の洗濯頻度は…
ちなみに茂木氏によると、特殊な加工やシームレスダウンといった縫い目のない加工があるものを除き、ボリュームのあるダウンジャケットやコートも自宅洗濯できるとのことで、少し自然乾燥させたあとに乾燥機にかければふっくら仕上がるという。
ダウンを洗う頻度としては「1シーズンに1~2回」が理想だといい、鈴木奈穂子アナウンサーは「うわぁ~…頑張らないとですね」と苦笑いしていた。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)