自分の今後のために… 約4割が「権力のある人」を相手にやった行動とは
どうせならば好かれていたほうが、なにかと得することも多いので…。
上の立場の人に対して、どのような対応をしているだろうか。気に入られようとして、つい媚びを売ってしまっている人も一部にはいるようだ。
■約4割「権力のある人に媚びて」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「人間関係」に関する意識調査を実施したところ、全体で38.5%の人が「権力のある人に対して媚びを売った経験がある」と回答した。
■男性に多い傾向
性年代別では、すべての年代で男性の割合が高くなっているのが印象的である。
全体的に高くなっている男性の割合だが、20代以下では若干少ないもの特徴といえるだろう。若い頃は「媚びたくはない」と思っていても、月日の経過とともに考えが変わる人もいるのかもしれない。
■ついお世辞を言って…
上司に少しだけ媚びているところがあると感じている30代男性は、「上司に取り入って気に入られようとまではしていないのですが、一緒にいる上で心にもないお世辞を言うなどはついしてしまっている気がします。上司をうまく付き合っていったほうが、会社では生きやすいので…」と話す。
自分も下の立場の人から媚びられていると感じることもあるようで、「自分もだんだんと会社での立場が上がるにつれて、『後輩が気を使っているな』と感じる瞬間があります。僕みたいな中途半端な存在に媚びる必要はないと思うのですが、後輩からすれば主要な人物に見えているのかもしれませんね」と話を続けた。
■媚びるのがうまい同僚
媚びるのが上手な同僚がいる20代男性は、「自分も上司などには、いい顔をするときはあります。ただ同じ部署の同僚は、あからさまに上司に媚びを売っている感じなんですよね。それを見ていてあまりいい気分はしないので、自分自身もあんなふうにはならないように気をつけようと思っています」と本音を語る。
その同僚は上司に気に入られているらしく、「ただ上司からすれば、その同僚はやはり懐いてくるのでかわいいのでしょうね。ものすごく上司から気に入られていて、きっと彼はこの先、すぐに出世しそうな感じがします。媚びて周囲から反感を買ったとしても、得るものは大きいのかもしれません」とも話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女1,000名