人気ミュージシャン担当するネイリストのサロンが焼失 放火犯は「我を失った」夫
人気ミュージシャンのカーディ・Bのネイルを担当する女性が、オープンを間近に控えたネイルサロンを放火によって失った。再建を目指し、寄付を求めている。
ヒップホップミュージシャンのカーディ・Bのネイルを担当している女性のネイルサロンが、オープン直前に焼失。セキュリティカメラに犯行の一部始終が録画されていたが、映っていたのは女性の夫だった。衝撃の出来事を『DailyMail』が報道した。
■カーディ・B担当のネイリスト
ネイリストのジェニー・ブイさんは、ヒップホップミュージシャンのカーディ・Bが駆け出しの頃からネイルを担当し、5年前頃からは専属ネイリストに。2018年にグラミー賞授賞式に出演した際にも、やはりネイルを担当した。
ジェニーさんがアメリカ・ニューヨーク市で経営する2つのネイルサロンには、カーディ・Bと撮った写真も飾られている。
■隣人からの知らせ
火災が起こった当日、ジェニーさんは入院中の弟を見舞うためカナダにいた。飛行機でニューヨークに降り立つと、サロンの隣で暮らす住人からの連絡で、開店前のサロンが燃えたことを知ったのだという。
ジェニーさんは、「冗談だと思いました。あまりにも車を猛スピードで走らせたので、事故に遭いかけたぐらいです。信じられなくて気を失いそうになりました」と、当時の状況を振り返る。
セキュリティカメラの解析により、火災は放火であること、さらに犯人もすぐに特定された。犯人はなんとジェニーさんの夫であるグエン・ブイで、放火容疑と危険行為の罪などで逮捕されたそうだ。
■夫は「忙しさに我を失った」
放火容疑で逮捕されたグエン容疑者は、犯行の動機について「妻が新しくオープンする店の仕事が多すぎた。そのプレッシャーに耐えられず、我を失った」と述べている。
セキュリティカメラの映像には、グエン容疑者が店内に入りナプキンに火をつける様子と、そのナプキンをダンボールの積み荷に投げ入れた後に、平然と店を出て行く様子が捉えられていた。わずか2、3分の犯行だった。
同じ通りで店を営む人は、「まさかグエンさんが犯人だとは思わなかった。火災が発生した後、彼が泣いているのを見たからだ」とコメントしている。
■募金で再建を目指す
ジェニーさんは1ヶ月後のオープンに向けて準備を進めていたが、1万2,000ドル(約180万円)のマッサージチェア搭載のネイルステーションを含む、総額約10万ドル(約1,500万円)相当の資材がすべて破壊されたという。
これに対処するため、募金プラットフォーム「GoFundMe」で「一生懸命働いて得たものすべてを失った」と題した募金活動を始めた。10月下旬の時点で、すでに約8,500ドル(約127万円)の寄付が集まっている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)