「刺された」と嘘をついて呼んだ救急隊員につばを吐く… 暴挙連発の男に実刑判決
「刃物で刺されてしまった」「すぐに救急車を…」と通報したが、嘘がバレた男は逆ギレ。さらなる暴挙で逮捕された。
嘘をついても反省ゼロ。救急隊員につばを吐きかけるなどした男が逮捕され、実刑判決を下されるまでの経緯を、『Metro』などイギリスのメディアが伝えた。
■20代の男が「刺された」
4月13日深夜、イギリス・ウォリックシャーで暮らすクリスチャン・モンレアル(28)が通報。「スーパーの外で刺された」と伝え、救急車の手配を求めた。
ただちに救急隊が出動し、現場にいたモンリアルに声をかけたが、彼は刺されておらず無傷だった。それを指摘されると、悪びれもせず「どこも怪我はしていない」「家まで送ってもらおうと思って通報しただけ」などと言い放ったそうだ。
「送ることはできない」と隊員が拒否したところ、モンレアルがつばを吐きかけたため、警察官が駆けつけ逮捕。所持品を確認したところ、大麻を持っていることも明らかになった。
■病院でもトラブルに
モンレアルは留置場でも派手に暴れ、看守につばを吐きかけるなどしたが釈放され、直後に一時的に入院。4月23日には退院を許可されたが、今度は病院から出ることを拒否して職員らを困らせた。
騒ぎに気づいた警備員らが駆けつけたところキレ、火がついたままのタバコを警備員のひとりに投げて首に火傷を負わせた。しかし抵抗はしきれなかったらしく、「直後に病院から追い払われた」と複数メディアが報じた。
■下された実刑判決
モンレアルは10月11日に出廷し、懲役6ヶ月の実刑判決を言い渡された。判決後、警察本部長は「他者に危害を加える可能性がある」と述べ、これまでの行動についても責任を負うべきだと強調した。
モンレアルが救急隊員、警察、病院職員らを虐げたことを責め、「市民の安全を守るために働く人を攻撃すれば、投獄される。(下された実刑判決は)世間にそう示す警告にもなるでしょう」とコメントした。
救急サービスの代表者も隊員らの苦労に言及し、「暴力や虐待にさらされることが本当に多い」「隊員らに対する暴行は、それが身体的であれ、言葉であれ、絶対に許されません」「私たちも今回の判決を歓迎します」と述べた。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)