ノンバイナリーの人物と女子更衣室で鉢合わせた女性が号泣 「ひげがある男性だった」
ひげや男性器があっても、女子更衣室の使用を許可することも…。女性として生まれてきた人たちからは、「『女子用』『男子用』に分ける意味はすでにない」といった嘆きの声が上がっている。
男性にしか見えないジムのメンバーが、女子更衣室で全裸に…。怖くなり泣いてしまったという女性の書込みが、話題を集めた。
■女子更衣室に全裸の人物
先日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州にある有名ジムに通う女性(25)が、女子更衣室で衝撃的な光景を目の当たりにした。ひげを生やした全裸の「男性」が、すぐ近くのロッカーを使用していたのだ。
怖くなり思わず泣き出した女性に清掃スタッフが気づき、ジムの新ルールについて「ノンバイナリー(男性と女性のいずれも自認しない人)のメンバーなどに、女子更衣室の使用を許可するようになったんです」と説明し、女性をさらに驚かせたという。
■ジムに通う気も失せ…
「女性として生まれた人だけを女性とみなすわけではない」という考え方を理解してはいるものの、ショックを受けた女性。ネット掲示板『Reddit』に投稿し、ジムのメンバーシップ解約を考えていると明かした。
なお更衣室で見かけた人物については、「私に何かしたわけではありません」「ただ男性として生まれた人と同じ更衣室を使用するのが嫌なんです」と付け加えている。
■「同じ経験をした」という人も
投稿を読んだユーザーのひとりが返信し、「うちの妹もジムで同じ経験をしました」「妹はすぐにフロントに行き、『裸の男性が女子更衣室にいます』と伝えたんです」という出来事を紹介した。
その妹は職員より「婦人服を着て来るメンバーは女子更衣室を使ってもいいんです」と聞かされ、その後はジムに行かず、オンラインでワークアウトしていると書き込んだ。
また「男性として生まれた人だけが自由に振る舞える」「これは女性差別に他ならない」と感じたユーザーもいるようだ。
■女性も我慢せず主張を
トランスジェンダーやノンバイナリーを支持するユーザーたちは「差別は絶対に許されない」と主張しつつ、「ただ、女性として生まれた人の懸念は無視されていると思う」「窮地に立たされているのは女性として生まれた人たちだ」といった意見を書き込んでいる。
誰もが安心して暮らせる社会にするためにも、「女性も声をあげよう」「自分の意見をはっきり伝えよう」というコメントも複数寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)