秋葉原で見つけた「究極の焼きバナナ」、これまでの常識を変える最高のスイーツだった
東京・秋葉原の超人気焼肉店「たん清」。ここには、絶品デザートの焼きバナナがある。
連日多くの観光客が訪れている東京・秋葉原。知る人ぞ知る肉料理の名店も同エリアに多く位置しているが、そんな人気店の一つ「たん清」で提供されている「焼きバナナ」を今回はご紹介したい。
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■予約席で常に満席
秋葉原エリアで屈指の人気を誇る焼肉店「たん清」。昭和通り寄りの裏通りに「秋葉原本店」、電気街から徒歩7~8分の場所には「湯島天神下店」があり、いずれも予約無しでは入店できないほどの盛況ぶりだ。
名物は店名にもある牛タン。鮮度良く、上質な脂の乗ったぶ厚い牛たんを求めて連日多くの来店客があり、記者もこの日は約10日前に予約をとって入店することができた。
■バナナを網で焼く
そんな「たん清」の隠れた名物が「焼きバナナアイスクリーム」。タンやハラミ、カルビなどを楽しんだ後、お口直しのデザートで頼むのが定番で、値段も495円と手ごろ。
注文するとまずはバナナ(写真は2人前)が運ばれ、それを網の上でじっくり焼く。さっきまでジュウジュウ肉を焼いていた炭火の上に黄色いバナナ…なんとも珍しい光景だが、このあと最高のスイーツが完成する。
■焼けてきた…!
数分焼くと、バナナの皮がこんがり茶色に焼けてきた。ひっくり返して、さらに反対側を焼く。両面が焼け、黒く焦げてきたら完成。
バナナを取り出し、渡されたナイフで縦にピーッと裂け目を入れ、フォークを使って左右に開いていくと、中には少しトロけた状態になったバナナの身が…。
周囲には食欲を誘う甘い香りが漂っており、もうこれだけでも美味しそうなのだが、ちょうどいいタイミングでバニラアイスが運ばれてきた。
■めちゃくちゃウマいぞ…
火が通って熱を持ったバナナに、冷たいバニラアイスを乗せる。仕上げにシナモンを少しふりかけると、まるでアップルコブラのようなあったかスイーツの完成だ。
炭火で焼いたほかほかのバナナは、通常の数倍甘味が強くなった感じがあり、かつ柔らかさも最高。バニラアイスの甘味も加わり、それらがあわさってじつにフルーティで激ウマい。もはやこれだけ目当てに立ち寄りたいレベルだ。
これまでバナナは生で食べるものだと信じ切っていたが、火を通すだけでここまで濃厚な旨味を生み出すとは衝撃だった。同店に行ったら、これこそマストで注文すべきである。
■執筆者プロフィール
キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。
中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)