「コンビニのゴミ箱を調べて」の通報で新生児の遺体発見　30代の母親が逮捕

生まれたはずの赤ちゃんは、いったいどこに…。心配した身内の通報を受け捜査を開始した警察が、遺体を発見。母親を逮捕するまでの経緯を、『FOX 8 News』などアメリカのメディアが伝えている。

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■出産した女の身内が通報

16日、アメリカ・アラバマ州ディケーターで暮らすシンディ・ニコール・クロウ（36）という女の身内が、警察に通報した。

身内は「シンディは最近出産を終えたはずなのに、赤ちゃんがどこにいるのか分かりません」「心配なので、大丈夫かどうか調べてほしい」と依頼したという。

さっそく調査を開始した警察は、女が2023年2月には確かに妊娠していたことを確認。少し前に出産をすませたことを示す証拠も入手した。

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■気になる通報で急展開

女に関する調査を進めていた警察に、何者かが「コンビニの敷地内に大型のゴミ箱がある」「その中を探してみたほうがいい」という気になる情報を寄せた。

それを信じ警察官らはゴミ箱の内部を確認したところ、ゴミ袋に詰められていた赤ちゃんの遺体を発見した。

さらに警察は、18日に自宅にいた女を逮捕。「保釈金は20万ドル（約2,992万4,000円）に設定した」と発表した。現在は当局が検視を行っているが、赤ちゃんの死因など詳しいことはまだ分かっておらず、父親に関する情報も明かされていない。

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■赤ちゃんポストを望む声

この事件について報道されるなり、「現地にも早急に赤ちゃんポストを設置してほしい」という声が噴出した。

子供を持つ人たちは「我が子は自分の命より大事な存在」「逮捕された女にも、母性を感じてほしかった」「こんなひどい母親に保釈金を設定する必要などない！」といったコメントを、SNSに書き込んでいる。

また「さまざまな選択肢があるのだから、赤ちゃんを捨てる必要なんてなかったはず」「里親制度を利用する、または養子に出すなど、できることはあったはず」といった意見もある。