90円のコインがオークションで3万円に コレクター間で価値320倍の希少性が話題
イギリスで14年前に発行された50ペンス硬貨が、高値で取引されている。320倍の価格をつけるものもあるそうだ。
わずか14年前に発行されたにも関わらず、現在市場で320倍の価格で取引されるイギリスのコインが注目を集めている。『Daily Star』や『Rhyl Journal』が伝えている。
■高額取引される希少硬貨
2009年に発売され、わずか21万枚しか流通していないキュー・ガーデンズの50ペンス(約90円)硬貨の価格が、コインコレクターの間で急騰中だ。
この硬貨には、ロンドンの有名なランドマークである王立植物園「キュー・ガーデンズ」にあるパゴダが描かれており、その希少性から多くのイギリス人コレクターが手に入れようとしている。
■オークションも熾烈に
大手オークションサイト「eBay」での取引を例に取ると、あるユーザーは50ペンス硬貨を額面の320倍、160ポンド(約2万9,000円)で落札した。
この入札合戦は10日間にわたり、最初の価格が99ポンド(約1万8,000円)から開始し、価格が上がり続けた結果、160ポンドでの取引となった。
出品者は「この硬貨はプライベート・コレクションからのもので、非常に良い状態であること」を説明しており、さらに人気に拍車をかけたようだ。
■今後も価値は上がる
「eBay」では以前にも、キュー・ガーデンズの50ペンス硬貨が非常に高額で取引された記録が多数ある。
あるコインは50ポンド(約9,000円)からスタートし、合計11人のユーザーが20回の入札を行った。7日間も争い続け、最終的には188.25ポンド(約3万4,500円)で落札されたそうだ。
このようなコレクターの加熱ぶりからも、この硬貨の価値は非常に高く、今後もその価値は上がる可能性が高い。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)