元恋人と間違え別人を惨殺した男の有罪確定 戦慄の犯行全容が明らかに
フラれた男が元恋人宅に行き、応対に出た別人を殴りメッタ刺しに。その後に遺体に火を放つなどした容疑で、身柄を確保された。
暴力的な男とようやく別れ、ホッとしていた女性。しかし男は女性のアパートに押しかけ、誤って別人を惨殺した。有罪が確定するまでの経緯を、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
■元恋人のアパートで凶行
アメリカ・バージニア州在住のリチャード・モンタノ(48)という男には、8年も付き合った交際相手がいた。しかし暴力的な男に愛想を尽かし、相手の女性は別れを決意したという。
その結果、恨みを募らせた男は2022年8月10日に女性が暮らすアパートに押しかけ、ドアを開けた人物(40)にいきなり襲いかかった。
顔面、頭部、首などを狙って激しく殴る、また刃物でメッタ刺しにして致命傷を負わせたが、倒れて動かなくなったのは憎い元恋人ではなく明らかに別人だった。
被害者は元恋人の友人であるシルビア・ヴァカ・アバカイさんで、2児の母。たまたまアパートに滞在していたせいで見間違われ、苦しい最期を迎えてしまったのだ。
■遺体に火をつけ隠蔽工作
元恋人ではなく別人を殺害したことに気づき焦った男は、シルビアさんの遺体を焼くため衣類に火をつけた。直後にその場から逃げ出したが、後にアーリントンの自宅で逮捕されたという。
通報を受け駆けつけた警官隊と消防隊は、重傷を負い燃えているシルビアさんを発見。すぐに火を消し心肺蘇生を試みたが助からず、その場で死亡が確認された。
とても愛情深く優しかったというシルビアさんの死に、子供たちと夫、友人たち関係者は大きなショックを受けたと報じられている。
■残忍な犯行に衝撃
検察官はシルビアさんの遺体に驚くほどひどい傷が残っていたと述べ、「惨憺たる犯行現場でした」「シルビアさんを生き返らせることはできません」「ですがあの男が社会を二度と脅かさないように、(厳しい)判決を下すことは可能です」と話している。
このほどようやく有罪が確定した男について、一部メディアは「終身刑が下される可能性がある」と報じている。判決は2024年1月24日に下される予定だ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)