2つ頭のヘビが10万分の1の確率で誕生 愛好家は「生き延びてほしいが過酷」
頭が2つある珍しいヘビが誕生した。一般的に短命といわれ、ブリーダーの男性が飼育の難しさを語った。
非常に珍しい2つの頭を持つヘビが誕生し、話題になっている。『Dailystar』や『Newsweek』が報じた。
■珍しい双頭のヘビ
アメリカ・ウィスコンシン州に住む爬虫類愛好家でブリーダーのエーデン・ジョンソンさんは、ペットとして育てているウシヘビの卵が孵化し、頭が2つあることに驚いたという。
7月に誕生したこのヘビは、10万分の1という極めて珍しい確率で産まれるもので、通常なら死亡するケースも多いが、現在も健在である。
本来であれば双子で生まれるはずだった2匹の胚が分裂せず、頭が2つ、胴体が1つになってしまったのだという。
■現在は健康を維持
エーデンさんは爬虫類の専門店『ADJexotics』を経営し、自身のYouTubeチャンネルで定期的に最新情報を発信している。
このヘビの赤ちゃんについては「頭は両方とも生きていて、背骨のねじれだけが見える」とその特徴を挙げた。
また「生き延びられるかどうかは疑問だが、かなり健康的だと思う。ケージを設置して、生かせるよう善処するつもりです」と語った。
■寿命は通常より短い
しかし、2つの頭でひとつの体を共有する難しさもあるようだ。エーデンさんは「彼は動き回ったりするのが苦手なんだ。どちらの頭が何をしているのかわからない」「頭が体を動かすために戦っているように見える」と解説した。
頭が2つあるヘビは食べるのに苦労することもあり、寿命が短い傾向にある。「生き延びてほしいが、どうしも彼らにとっては過酷な人生になりそうな気がします」と話した。
健康面での不安はあるものの、アメリカではその希少価値から、双頭のヘビは愛好者の間でも高値で取引されているそうだ。
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■珍しい頭が2つあるヘビ
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)