工藤公康氏、日本シリーズの“戦い方”と重要な作戦を解説 「最初のうちに…」
工藤公康氏が日本シリーズの戦い方を解説。勝利するために重要なのは…。
元福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康が、元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏のYouTubeチャンネルに出演。日本シリーズの戦い方について語った。
■日本シリーズの戦い方を語る
2017年の日本シリーズ・福岡ソフトバンク対横浜DeNA戦で指揮を執った2人が当時を振り返った今回の動画。
工藤氏は日本シリーズの戦い方について「僕の日本シリーズの戦い方はいつも通りなんですよ。シーズンでやってきたことを、いつも通りやることが、僕は大事だと思っている」と持論を展開した。
■最初にインサイドを意識させる
さらに工藤氏は「配球に関しては、当然多少インサイドを意識させないと。この短期決戦で打たれ始めたら、キャッチャーのメンタルを考えると、ピンチになればなるほど、どうしてもアウトコースに行ってしまう傾向があるでしょ」と指摘する。
ラミレス氏が「あるある」と同調すると、「いかに最初のうちにインサイドを意識させておくかで、キャッチャーの心理も変わってくるし、ピッチャーの心理も変わってくるし、守る側も変わってくる」と工藤氏は語った。
■インサイド攻めは難しい
工藤氏は「全体を考えると、ピッチャーを含めてバッテリーで不安に陥ると、チーム全体が不安に陥っちゃったときに勝つことが難しくなると僕はずっと思っているので、 そこだけはつねに自信を持って投げてもらいたい」と話す。
そして「インサイド攻めって意外と厳しい。やれと言われて簡単にできるところではないと思うんだけど、 でもそれをあえて言うというのは、自分たちにもそうすれば必ず7戦まで行っても、自分たちのペースで野球ができるっていう確信がある。2015年にもあった」と語った。