堀江貴文氏、服役中の刑務作業を明かす 「高度な作業ができなくて…」
「ホリエモン」こと堀江貴文氏が、自身が過ごした刑務所での出来事を振り返る。エピソードに「面白すぎる」「もっと聞きたい」と反響が集まった。
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が21日、自身の公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。刑務所にいた頃に取り組んでいた作業の内容を明かした。
■1年9ヶ月の服役
堀江氏は2006年1月に証券取引法違反で逮捕され、11年6月に長野刑務所に収監。それから1年9ヶ月ほどの服役期間を経て、13年3月に仮釈放された。
きのう21日にアップした動画では、刑務作業に関するニュースに言及。政府がホタテの殻むきを刑務作業に加えるか検討していることに触れた内容だったが、その中で堀江氏自身の服役時代を振り返る場面があった。
■堀江氏「単純労働しかなかった」
堀江氏が刑務作業をしていた場所は高齢者や障害者の受刑者がいた「養護工場」で、「高度な作業ができなくて」と説明。
続けて、「ゴルフのですね、ゴルフティーの部品を作ったりとか。玉乗っけるところと(地面に)刺すところが分離するティーあるじゃないですか。ああいうもの作ったりとか」と話す。
ほかにも、きのこを栽培するビンのフタ部分に関わる作業や、キーボードの部品を作ったりしていたという。
作業を振り返って「本当にそういう単純労働しかなかった」と言い、政府が検討中のホタテの殻むきについては「めちゃくちゃいい作業ですよね」と所感を述べた。
■仕事がなくなると…
堀江氏はさらに刑務所で過ごした日のことを思い出して「我々の工場はとくに単純労働ばっかりだったんで、仕事がない日とかあるんすよね」と明かす。
「ゴルフティーの仕事とかがなくなると、ゴルフティーの仕事しかできないおじいちゃんたちはやらせる仕事がない」という状態になるが、何かの作業をさせないといけないため「作っては壊し、作っては壊しみたいな、そういう仕事じゃない仕事みたいなもの」が行われていたことを語っている。
■豊富な人生経験に視聴者感嘆
堀江氏の動画の視聴者からは、「経験者として刑務所の中を語れるの面白すぎる」「ホリエモンは刑務所事情にもくわしくて人生経験豊富だなぁ」「ホリエモンの刑務所のお話、もっと聞きたい」など、エピソードに反響が集まった。
また、堀江氏は「(刑務所が)仕事に困ってると思う」「日本中の刑務所にやらせれば中国でやらなくてよくなるんで、サプライチェーン(商品が販売されるまでの流れ)も安定すると思います」などと言い、ホタテの殻むきを刑務作業にすることに賛同。
これについては、「刑務所を経験された堀江さんが言うと説得力ありますね」と納得のコメントが寄せられる一方で、「食品をあつかうのは危険な感じがする」と慎重な考えの視聴者も見られる。