ジャガー横田の夫、木下博勝氏が収録中に“前代未聞”の退席 その理由に称賛の嵐
ジャガー横田の夫で医師の木下博勝氏が、YouTube番組『令和の虎』の収録中に途中退席。その理由に「医師として譲れない一線を守った」と称賛が集まっている。
タレント・ジャガー横田の夫で医師の木下博勝氏が、YouTube番組『令和の虎』の収録中に途中退室。その理由に、X(旧・ツイッター)では、ユーザーから称賛の声が集まっている。
■「糖質制限の食生活普及」の主張に…
『令和の虎』は、一般の起業家である志願者が、事業内容をプレゼンテーションし、投資家である審査員が出資の可否を判断するリアリティ番組。木下氏は、16日に公開された同番組に、審査員として出演した。
この回の志願者は、糖質制限による食の普及を目指しているというインフルエンサーの女性で、自身の父親が糖質制限で糖尿病が改善したとして、「おいしいローカーボ(低糖質)の食生活を広めることで、心身共に健康な世界を実現させる」ことを目標に出資を求めた。
■「エビデンスがない」
木下氏は、糖尿病の治療には「治療ガイドラインがある」と困惑し、カロリー制限が糖尿病の治療原則であると説明。糖質だけの制限には「エビデンスがない」と話す。
「見た人がこれを信じて、頑張って結局は悪化するとか、悪くなるということはあってはならない」と訴え、「エビデンスがないものを人に勧めるなんていうは絶対にいけないです。これ以上ここにいたら、僕は賛成してる立場に思われてしまう」と、スタジオからの退出を申し出る。
女性は「周りの方の健康状態が改善していたことが多かった」と主張するも、木下氏は「『これをやると糖尿病が治る』とか、そう誤解させてはいけない」「全くもって賛同できないので、退出させてください」とスタジオを後にした。
■「非常に正しい判断」「評価が爆上がり」の声
この一幕が「YouTube番組でトラブル」としてインターネット記事で報じられると、Xでも話題に。
ユーザーからは、「これは偉い。医師として譲れない一線を守った」「医師として非常に正しい判断をされた」「これは医者として誠実な態度だ」「タレント医師ではなく、誠実な医師だった。私の中で評価が爆上がり」と称賛が集まった。
また、「臨床試験結果がないものを医師として認めるわけにはいかないよね」「誤った糖質制限は逆効果になることを専門家はどんどん発信していくべき」「無用のトラブルをむしろ防いだと思うよ」といった声も寄せられている。