ロッテ・吉井理人監督の「粋な判断」で安田尚憲が大活躍 岩本勉氏が采配を称賛

岩本勉氏がロッテ・吉井理人監督の采配を称賛。オリックスは第3戦に負けると「重いシリーズになる」と予想。

吉井理人

元北海道日本ハムファイターズの岩本勉氏が自身のYouTubeチャンネルで、千葉ロッテマリーンズ・吉井理人監督の采配を称賛した。

【動画】岩本勉氏がCS第2戦を振り返り吉井監督の采配を称賛


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■CS第2戦を振り返る

19日に行われたパシフィック・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ、オリックス・バファローズ対千葉ロッテマリーンズを振り返った今回の動画。

岩本氏は6回表に一時逆転となるタイムリー、9回表に同点打を放った安田尚憲選手について「ファーストステージで、送りバントのときに2球失敗をして追い込まれたあと、右中間にタイムリーヒットを打って」と振り返る。

そして「あれ、監督が監督やったら『その前にちゃんと決めとけよ』って話で、『ラッキーパンチでタイムリーになったんやぞ』 っていうようなことを言うんですけど、違うよね、吉井監督は」と語った。

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■吉井監督の判断が安田選手を…

さらに岩本氏は「吉井監督は吉井マジックですよ『安田悪い、最初から打たせておけばよかったな』と。こんなことを言える監督はなかなか少ないんですよ。横で金子誠コーチも『悪かったな』みたいな」と指摘。

続けて「それで安田が送りバントを決められなかったことを引きずらずに、自分の活躍する場に普通に移行できたということ。 これね、タイムリーを打ったからじゃなくて、ベンチのそういう粋な計らいと、粋な判断が安田の野球の脳をすごくクリアに保ったっていうことなんですよ」と話す。

また、「意外とバントが決まらずに結果タイムリーを打った。『なんでバントが決まらなかったんだろう』じゃなくて、安田が『打てばいいんでしょ』に変えることができた。クリアになった頭の中があるからセカンドステージでもいい状況でバッターボックスに入れる、ここ1番で結果を出すことができる」と分析した。

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■オリックスは「明日の試合で勝ち星を」

岩本氏はロッテが逆転した9回表の攻撃を絶賛し「ロッテに好循環が生まれている。オリックスは新しいブルペンのスタイルで山岡もとても良いボールを投げていたように見えたけども、結果がついてこなかったっていうのは、ロッテの猪突猛進的な姿に、勢いがあったんじゃないかな」とコメント。

そして「これはいやらしい勝利ですよ。オリックスはアドバンテージを含めて星勘定でいくと、2勝1敗計算ですよね、気持ちが悪いで。オリックスは明日の試合でしっかり勝ち星をあげないと」と話す。

さらに「東と澤村の投げ合いで。(ロッテは)ブルペンデーになるんですかね。吉井監督らしい起用ですよね。オリックスは明日の試合を取らないと、めちゃくちゃ重いシリーズ運びになる」などと予想していた。

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■第3戦ロッテは澤村投手が先発

20日のクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦、オリックスの先発は今季6勝負けなしの東晃平投手。ロッテは中継ぎの澤村拓一投手が先発で、リリーフ投手を動員し勝利を目指していくものとみられる。

数字上ではオリックスが1つ勝ち越しているためまだ有利だが、CSファーストステージで大逆転で勝利して大阪に乗り込んできたロッテに勢いが生まれつつある状況だ。

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■岩本氏が吉井監督の采配を称賛