立川志らく、スマイルアップへの「旧ジャニーズ」呼びに苦言 報道の矛盾を指摘
事務所名の変更を求めながら、スマイルアップ社を「旧ジャニーズ」と呼ぶ報道に、立川志らくが「被害者の為なんて思っちゃいない」と厳しい指摘。
落語家の立川志らくが19日、自身のX(旧・ツイッター)とスレッズを更新。スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)の社名に関する報道をめぐり、「被害者の為なんて思っちゃいない」などとメディアに苦言を呈した。
■昼に更新したスレッズに続き…
同日昼にスレッズを更新した志らくは、銅版画家の山本容子氏、師匠である立川談志さんの言葉を紹介。落語の与太郎になぞらえ、「現代社会はちゃんとしているように見える人達が寄ってたかって世の中をおかしくしている」とつづる。
続けて、「理屈ではなく本能で、感情で生きる与太郎こそがやがて日本を救うと言うことだ」「今になって思えば私は与太郎なんだ。与太郎は馬鹿に嫌われるが天才達に愛される」など、一連のジャニーズ問題をめぐる自身の見解を評価した。
■メディアの矛盾を批判
同日夜、志らくはXも更新し、「ジャニーズ問題、誰が与太郎だったのか」と再び問いかけた。スマイルアップ社は「社名を見るだけでフラッシュバックする」という被害者の声に配慮し、社名だけでなくサービス名称や一部グループ名など、「ジャニーズ」「J」とつくものは全て変更する。
一方、報道では「旧ジャニーズ」などと表記・呼称されることが多く、志らくはこの点に「言った通りメディアは旧ジャニーズと表現している」と苦言を呈した。
さらには、「被害者がフラッシュバックが起きない為に社名を変えろと言ってたくせに」と矛盾を指摘し、「被害者の為なんて思っちゃいないってこと」と厳しい言葉を残している。
■新会社の名称は公募中
スマイルアップ社は社名をジャニーズ事務所から変更した上で、今後は被害者補償のみにあたり、エンタメ業には一切携わらないことを発表。かつての所属タレントは新たに設立される会社とエージェント契約を結ぶことになっており、こちらの社名はファンクラブ会員から公募している。
エージェント会社の社名が決定すれば、そちらの名称で呼ばれ「旧ジャニーズ事務所」と表記されることもなくなるのだろうか。