佐々木麟太郎の留学でドラフトに火種? 江川卓氏がNPBにルール設定を提言

プロ志望届を提出せず米国留学する花巻東・佐々木麟太郎。江川卓氏は将来ドラフトで揉めることを懸念する。

■制度を決めておくべき?

話を聞いた江川氏は「ほら、定かではないでしょ。それを決めておかないとね。 経験者に聞いた話なんだけど、揉めないようにしておいたほうがいいっていうことだと思います。決めておかないとまた揉めるからね」と指摘。

そして「いろいろ経験上苦労するからさ、決めたほうがいいと思うんだよね。 だから今回アメリカに出したとしたら、将来 1年後、 2年後、 3年後、 卒業後をどうするか、みんなで決めておいたほうがいいよね。またなんかあったときに大変な思いをするからさ。それが感想なんだよ」とコメントする。

さらに「すごい感想なんだよね。みんなにインタビューしても、答えられるのは私だけだと思う」「記事を見たときに思ったのよ。どうするんだろうって」と笑っていた。

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■激しいバッシングを受けた江川氏

江川氏は作新学院高校3年時に阪急ブレーブスから1位指名を受けるも拒否し、法政大学に進学。ここでも4年時にクラウンライターライオンズから1位指名を受けるが拒否し、アメリカに留学した。

そして1978年のドラフト前日に読売ジャイアンツが「空白の一日」を使って入団を発表。世間の大バッシングを受け、契約を却下されている。

翌日のドラフト会議で阪神タイガースから指名を受け、小林繁投手とのトレードという形で巨人に入団する。当時江川氏は記者会見で複数の新聞記者から怒号に近い詰問を受けており、同情的な声も少なくない。

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■佐々木麟太郎選手の留学とドラフトを語る