鈴木亮平、急逝した財津一郎さんとの“意外な縁” 「生意気だった26歳の自分を…」追悼コメント
「タケモトピアノ」のCMでもおなじみだった財津一郎さんの訃報を受け、鈴木亮平が追悼。2人の間には意外な縁があった。
「タケモトピアノ」のCMで知られた俳優でコメディアンの財津一郎さんが14日に死去していたことが19日、一斉に報じられた。89歳だった。財津さんの訃報を受け、俳優・鈴木亮平が自身の公式X(旧・ツイッター)で追悼。2人の意外な関係にも注目が集まった。
■「タケモトピアノ」のCMで話題に
財津さんは熊本県出身で、舞台俳優としての活動を経て「吉本新喜劇」に参加。藤田まことさん主演の『てなもんや三度笠』に出演し、「キビシー!」「助けてチョーダイ!」などのギャグで人気を博した。
その後は俳優として映画やテレビドラマ、CMで活躍。中でも、「タケモトピアノ」のCMは「赤ちゃんが泣き止む」として話題となり、長く親しまれていた。
■財津さんの孫と共演
財津さんの孫で、昨年ドラマデビューした俳優の財津優太郎は、今月15日にスタートした、鈴木主演のTBS系日曜劇場『下剋上球児』にも出演。同ドラマは高校野球を通じて、現代の社会や地域、家庭が抱える問題などを描くストーリーで、鈴木が教師の南雲に扮し、優太郎は野球部の幽霊部員・長谷川を演じている。
じつは鈴木は、2010年公開の映画『ふたたび swing me again』で財津さんと共演。財津さんが病にすべてを奪われた元ジャズトランぺッターを、鈴木がその孫の大学生を演じていた。
財津さんは、かつて自身の孫を演じた鈴木と、実際の孫である優太郎が共演する『下剋上球児』の放送を楽しみにしていた様子だったが、初回を見ることは叶わなかった。
■「新しい世代に引き継がれていきます」
財津さんの訃報を受け、鈴木はXで「財津一郎さんは、生意気だった26歳の自分を温かく包み込み、同じ目線に立って一緒に歩いてくれました。そういう人間でありたいと、自分も今思うようになりました」と振り返る。
「財津さんの歩んできた道のりは、きっと新しい世代に引き継がれていきます」と思いを馳せ、「心から、ご冥福をお祈りいたします」とつづった。
■ファンからも悼む声
鈴木の投稿に、ファンからは「素敵な映画でしたね」「素晴らしい思い出の方なのですね」「これからも『ふたたび』何度も観ます」と悼む声が寄せられた。
同映画の監督で、鈴木が師と仰いでいた塩屋俊さんも2013年に死去しており、「今ごろ天国で塩屋俊さんと『鈴木亮平はすごい役者になった』と目を細めていらっしゃるのでは」と言及する人も見受けられた。