旧ジャニーズ本社ビル、エントランス前からオブジェも撤去 「巨大帝国のおわり」
旧ジャニーズ事務所本社ビルのエントランスにあった「Johnny&Associates」のオブジェ。つい先日は残っていたが…。
創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題で揺れるジャニーズ事務所は17日、社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更。同社が入居しているビルでは、先日すでにビル看板の取り外し作業が完了していたが、この日現場では新たな光景が広がっていて…。
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■脱ジャニーズ
日付が変わった瞬間に、スマイルアップのロゴを公開した旧ジャニーズ事務所HP。
社名変更と共に、ファンクラブ「Johnny’s Family Club」は「Family Club」に、関連会社の「ジャニーズ出版」は「ブライト・ノート・ミュージック」と名称変更を行っており、ジャニーズの名前が残るブランド名を一掃した。
■本社ビルを見に行ってみると…
5日に行われた本社ビル看板取り外し時は、多くのファンとマスコミが集まっていたが、この日は大きな動きもなかったため立ち止まる人も少なく、ごく一部のファンがビル外観を撮影して去っていくという状況だった。
記者が気になっていたのは、ビル1Fエントランス前に設置され続けていたピラミッド型のオブジェ。ビル看板が撤去された後もこのオブジェは残存しており、「Johnny&Associates」と入った文字を撮影すべくファンが何人も集まっていたのだ。
■「巨大帝国のおわり」
しかし17日、現場を再度確認するとすでにこのオブジェは姿を消しており、ピラミッドは消え、台座だけが残っているという状況だった。
ビルからすべての「ジャニーズ」という文字が無くなり、被害者の補償という大問題を今後処理していくスマイルアップ。ネットでは「ジャニーズ消滅」「巨大帝国のおわり」「ここまでしなくては終息しない」と一連の騒動を回顧する声が次々上がっている。
■執筆者プロフィール
キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。
中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)