大谷翔平の本塁打王 落合博満氏が笑顔で祝福「誰でもと言ったら悪いけど…」
日本人選手初の本塁打王を獲得したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。落合博満氏は「これからは出てこないんじゃないか」と語る。
■日本人選手初の本塁打王
大谷選手は、6月に月間15本塁打、7月も9本塁打と量産する。
そんな中、8月に右肘の内側側副靱帯の損傷が判明し、打者に専念することに。9月4日の試合前のフリー打撃中には右脇腹を痛め、その後試合を欠場すると、同19日に今シーズンの出場を終えて右肘の手術を受けた。
それでも、2位に5本差をつけて本塁打王に。日本人選手がMLBの本塁打王に輝くのは史上初、アジア出身の選手としても初めての快挙となった。
■3冠王獲得の可能性も
メジャーリーグで日本人選手が1番獲りづらいタイトルがホームラン王と指摘した落合氏。
その上で「日本人が行っても獲れないだろうと言われていたものを獲ったということは、これは非常にうれしいことですよ」と顔をほころばせながら祝福する。
高いハードルを越えたことで「3冠王を獲れる可能性が出てきた」とも。
■「これからは出てこないんじゃないか」
「誰でもと言ったら悪いけど、ある程度獲れる可能性はある」という首位打者と打点王。
それに対し「ホームラン王はパワーヒッターでなければ獲れない」と言い「それを日本人が獲るというのは、これからは出てこないんじゃないかなと思う」とあらためて称賛する。
「来年、また期待したいですよね」とスタッフから水を向けられると「やっている間はずっと期待していいんじゃないですか」と述べた。