本当はいけないけれど… 約7割が「嫌いな人の不幸」を知って抱いた気持ち
相手の気持ちに寄り添うことが、人として大切だといわれているが…。
人との付き合いでは、ときには嫌いな相手がでてくることもあるかもしれない。そんな嫌いな相手に不幸が起こったときには、どのような気持ちになる人が多いのだろうか。
■約7割「嫌いな人の不幸を」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で67.4%が「嫌いな人の不幸を喜んだ経験がある」と回答した。
男女別で見ると、男性が66.0%、女性が68.8%となっていた。
■苦手な上司が転勤になり
上司が転勤になり喜んだ20代女性は、「人を悪く言わないようにしているのですが、それでも前の上司はあまりにも理不尽な人なので苦手意識を持っていました。そんな上司が、ある日、地方へ転勤になったんです。不服そうな顔をしている上司を見て、思わずうれしい気持ちになってしまいました」と振り返る。
上司を気の毒に思う気持ちはなかったようで、「私自身もその上司と顔を合わなさなくてよくなるのは、朗報でしかありませんでした。ただ上司が行く営業所の人たちのことを思うと、かわいそうな気持ちは少しだけあって…。一方で上司を気の毒に思う気持ちは、少しもありませんでしたね」と続けた。
■同期の不幸を喜んでいたら
マウントを取る同期がいる20代男性は、「職場の同期は、なにかとマウントを取ってくるので苦手なんです。そんな同期が、先日、仕事のミスで上司に怒られていたんです。いつも『自分は仕事ができる』みたいなことを言ってマウントを取っていたので、怒られている姿を見てスカッとした気持ちになりました」と話す。
しかしそんな自分もその後にミスしたようで、「そんな光景を見て喜んでいると、今度は自分のミスが発覚して注意されてしまったんです。そのときに、『人の不幸を喜んだ罰』だと思いました。たとえ嫌いな人であっても、不幸があれば一緒に悲しむくらいの心の余裕がほしいですね」と心境を述べた。
■いつか自分に返ってくる
ネットユーザーからは、「誰かの不幸を喜ぶと、いつかそれが自分に返ってくる」や「他人の不幸を楽しみ喜ぶ人間に落ちたくないね」など人の不幸を喜ぶ人への批判も。
一方で、「人の不幸を近くで見るのって楽しい」や「人の不幸話、聞くのは楽しい」と人の不幸が好きな人の投稿もあった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女1,000名