「Siri」の名で周囲のiPhoneが反応し困る女性 Apple最新アップデート後に呼び名変更
AppleのiPhoneユーザーは多い。そんななか「Siri」という名前の女性が困っていることを明かし、話題になっている。
さまざまなスマートフォンが販売されているなかでも、AppleのiPhoneは人気が高い。しかし、一部の人にとってはそれが苦労の種となっているようだ。アメリカの『NEW YORK POST』やイギリスの『Daily Mail』が報じている。
■「Hey, Siri!」で周囲のiPhoneが反応
スコットランド在住のシリ・プライスさん(26)。ジムでパーソナルトレーナーとして働いている彼女には、あることに困っていた。会員や友人たちと会った際、「Hey, Siri!」と挨拶されると、周りにいる人たちのiPhoneが反応してしまうのだ。
シリさんの名前は、古ノルド語で『勝利に導く美しい女性』という意味を持っているという。
■「申し訳ないし煩わしい」
iPhoneのアシスタント機能であるSiriは、「Speech Interpretation and Recognition Interface」の頭文字を取ったもの。「Hey, Siri!」の呼びかけに反応し、「今日の天気は?」といった質問にさっと回答をくれる大変便利な機能だ。
「この機能が誕生するまでは、自分の名前をとても気に入っていました」と話すシリさん。誰かに挨拶されるたびに周囲のiPhoneが反応するとわかって以来、「申し訳ない」「煩わしい」と感じる毎日だったという。
■アップデート後は「Siri」だけに
シリさんはそれ以来、ジムの会員や友人たちに「Hey」と付けないようお願いして難を逃れてきたが、Appleの最新アップデートにより新たな問題が発生した。
Siri機能は「Hey」と言わなくても「Siri」だけで起動可能になり、会話の中にそのワードが出るだけで、周りの人たちのiPhoneまで勝手に動いてしてしまう現象が起きてしまうそうだ。
■Amazonの「アレクサ」も
そこでシリさんは、思い切って呼び名を「シズ」に変更することに。今はまだ馴染みがないものの、「Siri」問題も解決しているようだ。
2014年にAmazonが「アレクサ」を発売した際にも、改名する人が急増。赤ちゃんにそう命名する親が減少して話題になった。
アレクサとは、プトレマイオス朝時代からローマ帝国時代にかけてエジプトのアレクサンドリアにあった、古典古代世界における最大の「アレクサンドリア図書館」に由来するという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)